痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.99
岡山大学 医学博士 大山博行 著
第4章 脳を守る漢方薬の驚異のボケ防止作用
「脳を守る漢方薬#7」 樹状突起を伸ばし、神経回路を再生する作用
年老いてからでも脳機能が衰えないわけ(3)
また、神経細胞毒(神経細胞骨格毒)と呼ばれる「サイトカラシンB」という毒をこの「ラット初代培養神経細胞」に混ぜて24時間培養すると、神経細胞が突起を伸ばしても相手の神経細胞まで届かず、自分のところにブーメランのように戻ってきてしまう現象が見られます。これはルーピング現象ともいわれ、アルツハイマー病の脳細胞に見られる「神経原線維変化」のような神経突起がよじれて絡むような現象として知られています。同様に、成長円錐がなくなるような現象(成長円錐消失現象)も見られます。ここでもまた、最高の漢方薬を培地に加えると、このルーピング現象が抑制され、さらに神経細胞のいちばん大切な成長円錐も観察されるようになったというのです(引用文献F)。
さらに、このままの状態で10日間培養を続けると、サイトカラシンBという毒を加えた培養神経細胞の神経突起はすべて消失してなくなってしまいますが、「脳を守る漢方薬#7」を混ぜた培養神経細胞のほうは、すべてよい状態とはいえないまでも、神経突起を伸ばしていたということです(引用文献F)。つまり、「脳を守る漢方薬#7」には「脳細胞の突起を伸ばし、増やす作用」と「障害を受けた脳細胞の修復・防御作用」が確実にあるということになります。また、その結果として「死滅した脳細胞の機能を再生する作用」がある、ということもできるでしょう。
以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。
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