痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.
92

 

岡山大学 医学博士 大山博行 著

第4章 脳を守る漢方薬の驚異のボケ防止作用

「脳を守る漢方薬#4」 = 脳内神経伝達物質の合成を促す作用

アルツハイマー病の鍵を握る“キャット”の働き(2)

 数ある神経伝達物質のなかで、生体にとってノルアドレナリンと並び最重要と称されるアセチルコリンは、コリンとアセチルCoAを基質としてキャットによって生合成されます。シナプス内に放出されたアセチルコリンは、すみやかに情報伝達の仕事を終えると、余ったアセチルコリンは、コリンエステラーゼと呼ばれる強力な分解酵素によってすぐにコリンと酢酸に分解されてしまいます。そのコリンが再びキャットに再利用され、アセチルコリンが合成されるという具合になっています。つまり、アルツハイマー病の患者さんの脳細胞は、コリンがたくさんあってもこのキャットの働きが弱くなっているために、アセチルコリンがほんのわずかしか合成されないということです。



以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。

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