痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.87
岡山大学 医学博士 大山博行 著
第4章 脳を守る漢方薬の驚異のボケ防止作用
「脳を守る漢方薬#4 」= 脳の血管を守り、脳細胞死DNDのスピードを遅らせる作用を持つ!
脳細胞は「虚血」に弱い(2)
この不思議な死に方を「DND(Delayed Neuronal Death)といいます。日本語に訳すと、正確には「遅発性神経細胞壊死」となりますが、わかりやすく言えば「遅発性脳細胞死」のことです。
さらに、この血流をストップさせる時間を10分、20分と長くすると、大脳基底核や大脳辺縁系を構成している脳細胞たち(線条体、中隔、視床、内外側膝状体、黒質など)が、虚血に弱く、死にやすいことが確認されています。そして注目すべきは、これらの脳細胞たちが死んでしまった後の個体は、みんな痴呆化して(ボケて)しまっている事実です。
このスナネズミにも、「脳を守る漢方薬#4」を飲ませつづけていた実験者がいました。そして、前述したDND(遅発性脳細胞死)の実験をしてみたのです。
初めに、この漢方薬を飲んでいたスナネズミの脳の血流を、前述したように4〜5分間止めてみました。すると、やはりスナネズミの脳細胞は一時活動を停止しますが、血流を元に戻してやると再び活動を再開します。そして、2〜3日後にこのスナネズミの海馬の脳細胞を顕微鏡で見てみると、驚くことに今度は、死にはじめたと思っていた脳細胞たちが、まだまだ元気でピンピンしていたのです。しかも、7日後にはほぼ全滅するだろうと思っていたこの海馬の脳細胞たちのうち、約60パーセントが元気に生き残っていたのです(引用文献C)。
以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。
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