痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.
77

 

岡山大学 医学博士 大山博行 著


第4章 脳を守る漢方薬の驚異のボケ防止作用

脳を守る漢方薬#2 = 記憶の中枢(海馬と大脳皮質)を守る作用を持つ!

未知なる小脳にも作用 (1)

 次に小脳ですが、私たちの人間の小脳は、重さ130グラム前後で、脳全体の10パーセントにすぎません。が、この小脳は約1000億個の脳細胞からできているといわれています。なんと脳全体の半分以上の細胞が、この小脳に集中しているのです。大脳皮質の脳細胞数が140億個ですから、脳の中ではきわめて重要な位置を占めていることが推測されます。小脳の働きについてはまだまだわからないことばかりですが、体の平衡や運動を制御していることは知られています。
 私はフラメンコギターを習ったことがありますが、最初はずいぶん苦労しました。その経験は、脳の機能を理解する手助けとなります。たとえばギターを習いはじめたばかりのころは、Cのコードを押さえるのに、左手の薬指が5弦の「ド」の音を押え、中指が4弦の「ミ」の音、人さし指が2弦の「ド」の音を押えるといったように、目で確かめながら、その情報を大脳皮質で統合することによって、初めて弾くことができるようになります。練習積むにつれてミスタッチが少なくなり、やがて指盤を見なくてもコードが押えられるようになり、いろいろな曲が弾けるようになります。この状態がよくいわれる「頭よりも体で覚えた」状態ですが、これは指の運動の記憶が小脳に蓄えられ、大脳皮質の指令を受けなくても、指がある意味において自然に動くようになった状態を表しています。


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。

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