痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.
76

 

岡山大学 医学博士 大山博行 著


第4章 脳を守る漢方薬の驚異のボケ防止作用

脳を守る漢方薬#2 = 記憶の中枢(海馬と大脳皮質)を守る作用を持つ!

海馬、大脳皮質の酸化を抑制 (2)

 こうして、老化した2つのグループの実験動物の脳を取り出して、過酸化脂質の量を調べてみました。すると、普通のエサを食べていたAグループの動物に比べて、最高の漢方薬を混ぜて食べていたBグループの動物では、記憶の中枢と考えられる「海馬」「大脳皮質」、さらには「小脳」の過酸化脂質の量が著しく抑制されていることがわかりました(引用文献A)。
 すでに述べたとおり、「海馬」は、短期記憶にさしあたり貯めておくマガジンラックのような働きをする場所です。また、「大脳皮質」は記憶に基づいて思考や判断をするところで、より高次の脳機能をつかさどる場所です。最高の漢方薬は、こうした人間の最も進んだ脳部位において、老化のパラメーターとなる過酸化脂質を減らし、脳の老化を防いでくれる可能性を示唆したのです。


以上、「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。

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