痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.
61.

 

岡山大学 医学博士 大山博行 著

「脳を守る漢方薬」 第3章 老化の原因は「活性酸素」だった

私たちの体には「生体防御システム」が備わっている 中編

  自律神経は他の神経系と同様に、内臓器官の情報を中枢に伝える上行性の神経路と、中枢からの命令を内臓器官に伝える下行性の神経路を持っています。また、その機能の違いから2つの系が存在しており、それぞれ交感神経系と副交感神経系と呼ばれています。
 人間の生命をコントロールする器官のなかでも最高の位に位置する「視床下部」は、生命維持のために不可欠な人間の血圧、体温、消化・吸収、性機能などの働きをすべて支配している自律神経系を支配下に置いているので、生体のさまざまな機能のバランスは視床下部の働きによって保たれていると言っても過言ではないのです。そのため、視床下部は別名「生命中枢」とも呼ばれています。 
 じつは、この最高の位に位置する視床下部は、3つの大きな力を持った核群(組織)の集合体となってその力を発揮しています。それぞれ、前群、中群、後群と呼ばれますが、前群は種族維持のための性を支配する能力を持ち、性欲をコントロールしています。中群はエネルギーを得るための食欲を支配する能力を持っています。そして後群は、体温をコントロールする能力を持っています。 続く


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。



← Next Page.

Copyright (C)
Hiroyuki Ohyama 1999.
All Rights Reserved.
無断転載厳禁