痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.
28.



「脳を守る漢方薬」 第2章 脳細胞は自殺する

コンピュータにはまねのできない柔軟性 後編

 たとえば、コンピュータではすべての電気回路が1対1の関係で連結・固定されているため、情報伝達のスピードはものすごく速いのですが、故障に対して柔軟性がなく、1ヵ所でも回路が切れてしまうとコンピュータ全体がストップしてしまいます。これに対してニューロン・ネットワークはシナプス結合によって作られているため、仮に一部のニューロンが脱落、つまり脳細胞死を起こしても、脳全体の働きが停止してしまうことありません。生き残ったニューロン同士が突起伸ばすことによって新たにシナプスを作ったり、ふだんはあまり使われていなかったネットワークを使用したりして、どのような状況にも柔軟に対応して生命を維持することができるのです。このようなニューロン・ネットワークにより生体防御システムを「脳の可塑性」と呼んでいます。 続く


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。



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