痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.118
岡山大学 医学博士 大山博行 著
第4章 脳を守る漢方薬の驚異のボケ防止作用
西洋薬と漢方薬は何が違うのか(2)
西洋薬は、おもに「対症療法」を目的とした薬である、ということもできるでしょう。ただし、これは疾患の原因がわからない場合であって、原因がはっきりしたものであれば、西洋薬とて完全な根治療法になり、その意味では、最終目標は漢方薬と同じです。ただ、漢方薬は天然の生薬を用いているため、西洋薬のように1つの特定の薬効を持つことはほとんどない、つまり、症状は漢方薬を投与するための目安ではあるが、その症状が取れるということは、体が完全な状態になったことを意味しています。
専門的に言えば、漢方薬は陰陽、虚実のバランスを整える薬です。漢方薬には、プラスとマイナスの相反する効果が同時に存在していることになりますが、このような薬効は、西洋薬にとっては自己矛盾でしかありません。このために東洋医学と西洋医学は、なかなか歩み寄れないのです。
漢方薬の効果についての基本的な考え方は、約2000年前に記述された東洋医学の古典、『神農本草経』の中に、すでに見いだすことができます。ごく簡単に紹介しておきましょう。
以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。
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