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男性不妊(強精、補腎、子宝)対策に効果的な漢方薬
漢方処方として古来から伝統的に用いられてきた「強精、補腎薬」の有効成分について、
「生地黄、枸杞子、沈香、茯苓、高麗人参、蜂蜜が、有効成分
現代社会において晩婚化などを背景に不妊に悩む夫婦のケースは増えており、社会問題とも目されている。
不妊の原因としては女性だけではなく男性の側にも精子減少症などの原因があるのが一般的な見解となっている。
精子減少症は、ストレスや運動不足、肥満、薬物の乱用、各種有害化学物質、内分泌攪乱物質による環境汚染などに関連してその対象者も増加傾向にある。
基本的に男性生殖巣(精巣)では体温よりも低い温度で精子を形成するため、精巣の温度が高いことによる精子形成不全も不妊にもつながる要因とされる。
今回の実験では、抗がん剤および熱ストレスによる男性不妊の動物モデルに、この「強精、補腎薬」の処方を用いることによって、
減少した睾丸の重量、精子の数、精子の運動性が増加して細精管壊死が改善されることが確認された。
男性不妊予防および治療用組成物の有効成分として有用に用いられることが導きだされた。
この「強精、補腎薬」は中国の宋の時代に生まれた処方で、「洪氏集験方」に始めて発表されたもので、
時の皇帝が子孫繁栄を願い、典医たちが英和を結集したという逸話が残っている。



1)神秘の霊薬人参

 人参は古来より東洋で愛用されてきた。西洋では東洋でいう「人参」が知られていなかったため、赤く甘い根を人参と呼んだ。
甘い根はセリ科の植物、東洋でいう人参はウコギ科の植物で全く違う種である。人参の中でも高麗人参が最貴重品として昔から珍重されてきた。
 中国の皇帝に献上される最上品は朝鮮産高麗人参であった。また朝鮮時代には高麗人参が最高級の貿易品で、
朝鮮の高麗人参と中国の名物である絹織物と物々交換された。人参は地域、土壌または気候によって品質が異なり、朝鮮産高麗人参を最高品として認めた。
 韓国の錦山が人参の最大栽培地であり、全生産量の70〜80%が集散される最大集散地である。またここに錦山人参の伝説が残る。
 1500年前、錦山邑南夷面城功里部落に姜姓の在野の学者(士人)がいた。
姜氏は親孝行であったが、父親は既に亡く、母親と二人で貧相な暮らしをしていた。
ある日、母親が動くことができないほどの重病を患い、苦しんでいた。
色々とよい薬を使っても母の容態は徐々に悪化し、治らないため、悩んでいた姜氏は錦山の名山である進楽山の観音窟で、
母の回復を祈って百日祈とう祷を行った。ある日、夢に仙神霊があらわれ、「進楽山の観音峰の岩壁に行くと赤い実が3つついている草がある。
その草の根を煎じて湯にして飲ませれば、母の病気は治り、君の願いは通ずる」と言われたため、姜氏は不思議に思い、
翌日の早朝、夢でみた岩壁へ行くと、赤い実が3つついている草があったので、その根を掘り、煎じて湯にして母に飲ませると、母の病気は全快した。
その草は参(山参)であった。姜氏はその種子を庭に植え、根が人間の形をしていることから、参を人参を名付けた。
その後、錦山が人参の栽培地を最大集散地になったとの伝説がある。そのため、人参を霊薬とも呼んでいる。
 植物あるいは穀物等の農作物は、田や畑に植えて毎年収穫するが、人参は1回の栽培期間が4〜6年を要する。
人参を収穫した後10〜15年は、人参をはじめ、どのような農作物も栽培できない。
その畑は空畑となり、堆肥等で土を肥やすと、穀物等の栽培が可能になる。それほど人参は土の栄養分を要求するものなのである。
また人参は何処でも栽培ができるものではない。地域、土壌、気候等によって、人参の品質が異なる。
著者は若い頃、『加賀藩の秘薬』という本を著した薬学者であり、薬史学者でおられた三浦孝次教授から生薬の活性を学ぶための
薬理学を伝授された際、高麗人参に関するお話をお聞きしたことがある。
江戸時代に長野県で人参を栽培していた藩役が、開城高麗人参の種子とその栽培法を得るために、
あ者に変装し、長野県を出発して朝鮮元山を経由し、開城に到着して何とか人参畑での仕事についた。
3年間一生懸命に仕事をしたことにより、種子と栽培法を得て長野県に帰り、長野県でも現地と同じ高麗人参が、
元々栽培していた長野人参と同じような人参になってしまった事があった。
このことは本には書けなかったと私の耳にそっとお聞かせ下さったことが思い出される。
それほど人参は成長条件に敏感な農作物ともいえる。



2)人参の七大効能

(1)補気救脱:
元気をつけ、虚弱した身体を救うと知られているが科学的研究結果によって、
抗疲労、疲労回復作用、老齢動物の学習力改善、運動能力改善、記憶力改善の報告がされている。

(2)益血復脈:
血液をつくり、循環をよくして、滞っている血液の流れを取り戻すという古書の記録から、
赤血球、ヘモグロビン増加作用等を科学的に確認している。

(3)養心安神:
心を養うというのは精神を安定させる意味になる。
人参は抗ストレス、抗痙攣作用が報告されている。

(4)生津止渇:
生津とは内分泌の意味を持ち、渇は糖尿の渇症を示す。
静岡大学の矢内原教授は朝鮮人参から血糖降下作用を示す成分(DPG3-2)が得られ、
その成分にインスリン分泌亢進作用が認められたという報告をしているが、
糖尿病治療方剤には朝鮮人参が頻用されている。

(5)補肺定喘:
肺と気管を補し安定させて喘息を治す。

(6)健脾定喘:
消火器機能を強化し下痢を止める。
これの科学的根拠として、朝鮮人参には消化管ホルモンと類似したアミノ酸配列をもつペプチドの存在が強く示唆されている。
これが他のタンパク質と結合することにより生理活性ペプチドが安定化され、
そのほかペプチド腸管吸収を促進するのではないかと推測されている。
朝鮮人参は脾胃を強くするのである。



(7)托毒合瘍:毒と結合して解毒し腫瘡を治す。

 世界の生薬学者や植物学者らは、地球上にある植物に対し、様々な研究をしているが、高麗人参ほど多岐に渡って研究された植物は他にない。
また高麗人参より多くの成分と多様な薬効を持った植物は未だに発見されていない。人参は明薬中の明薬である。
 人参は不思議な植物で、一方的な効能を持っているだけでなく、相対する効能を同時に持っている。
人参の成分であるginsenoside Rb,Rc群には中枢神経に対し、抑制的作用(精神安定、鎮痛、抗痙攣、血圧降下作用)があるが、
逆にginsenoside Rg群は中枢神経興奮的作用(抗疲労作用、疲労回復作用、抗ストレス作用)があることが示されている。
またginsenoside Rb1,Rg1においては共に血圧作用があるが、
ginsenoside Rc,Rf,Rg1,Rg2等のtriol系のサポニンにはRb1、Rb,Rc,Rdのdiol系よりも強い
血管拡張作用による血流量の増加が報告されている。
 即ち人参は効能を調節する両面性のある作用を持った植物であることが示された。
後に、生命を持っているすべての植物には自身の代謝均衡のために、
機能的に調節作用があることが知られるようになり、医薬品開発に役立っている。
 人参には肝臓でのタンパク質合成を促進する作用、血圧調節作用、糖代謝の調節作用、造血作用、
抗ストレス作用、記憶力改善作用、免疫増強作用、抗痙攣及び鎮静作用、抗腫瘍作用(抗癌作用)、抗炎症作用等がある。
即ち人体機能を調節する効能を持っている神秘的な霊薬であることが科学的研究によって立証されている。



3)白茯苓

 茯苓は赤松や黒松の伐採後3〜5年経過した切り株の根に寄生し成育するサルノコシカケ科(Polyporaceae)の
マツホドWolfiporia cocos Ryvarden et Gilbertson(Poria Cocos Wolf)の菌核である。
茯苓が配合された処方は極めて多く、甘草、芍薬に次ぐ処方数だといわれている。
『神農本草経』に命を養うものとして分類されている上品に収録され、松の木の神霊がその根に集まったと考え、『伏霊』ともいう。
また茯苓の中心に松の根が通っているものを『茯神』と名付けている。またマツホドという植物名は、松の陰部を意味している。
動物において長寿といえば鶴、亀が代表的であるが、植物においては数百年生きる松が代表されることが多い。
長寿である松の陰部の意味を意味することと、茯苓の効能が『水毒を追う』利尿剤であることと、
松の木の神霊がその根に集まったと考えて『伏霊』と呼ぶことは、何にか関連付けられた意味があるのではないかと思われる。
 孫真人という人は養生銘を論したとされているが、その年代等ははっきりしていない。
ただ唐時代に、102歳で他界した子孫はくが孫真人ではないかとみられている。
大槻彰博士の『瓊玉膏の不思議』によると、真人曰く、茯苓を根気よく服用すれば、百日で諸病が除かれ、
二百日にして昼夜眠らずとも良くなり、天女がやってきて侍ると書かれている。またこれは、伏霊の薬を表現していると思われる。
 茯苓は傷寒論では16処方、金匱要略では26処方等、その他、数多くの処方の中にみられる。茯苓は重校薬徴の中で
『利水を主とする停飲、宿水、小便不利、眩、悸、煩燥、嘔、喝、不利、咳、短気の症状を治す』と利尿作用が茯苓の効能であることが書かれている。
 茯苓は利尿作用、腎障害改善作用、消化器系を強くし胃潰瘍予防、鎮吐作用、胃部の水分停滞感、心悸亢進、口渇乾燥、茯苓菌多糖体の免疫増強と
抗腫瘍作用、卵巣組織の中のプロゲステロン量の増加により妊娠を助ける作用、海馬組織LTP増強作用による記憶力改善及び認知症予防等が科学的研究で示され、
ネフローゼ、腎炎、尿毒症等に利用される漢方処方の効果が実験的研究で立証されている。
 人体の水分構成をみると、体液である細胞内液と細胞外液の適切な成分調節は生命維持に必須であえる。
このような成分の決定にもっとも重要な因子のひとつに、水分代謝がある。
なお、地球上のすべての生命体は水がなければ少しの間も生きることができない。
それほど重要な水が体内でどんな役割をするのかを簡単に説明する。

 成人男性の場合、体重の約60%が水分であり、女性は50%程度である。乳児がもっとも多く、約70%ほどが水分である。
成人の場合、体液の1/3は細胞外にあり、2/3は細胞内液を構成している。このような体内水分の約50%は筋肉に、
20%は皮膚に、10%は血液内に、残りはその他の臓器に分布している。
女性が男性に比べて水分量が少ないのは、女性は男性より体内脂肪組織が多いためである。
  健康のためには何よりも純粋できれいな水を多く飲むことである。
ある面からみれば、生命維持するための栄養素より、重要なものはきれいな空気と水である。
 体の組織は、各々、生命維持に絶対的に必要で、かつ独特の役割を持っている。
すべての組織は、水がなければその役割を全く行うことができない。
水は血液、体液、リンパ液、唾液、内分泌系統の多様なホルモン、脳脊髄液等のもっとも重要な構成要素である。
 人間は毎日、飲食を通じて、水、ミネラル、炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミンなどの栄養素を吸収している。
また人体は体重の約60〜70%以上の水分を保有し、新陳代謝により、生命維持と活動を行っている。
その面からみると、小便、大便は最終の新陳代謝に該当するもっとも大切な水分代謝であり、健康と直結している。



4)生地黄
 ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)のアカヤジオウRehmannia glutionsa Liboschitz var.purpurea Makinoや
カイケジオウ Rehmannia glutinosa Liboschitz の根で、生のままのものが生地黄あるいは鮮地黄、
乾燥したものが地黄、蒸した後加工調整したものが熟地黄であると規定されている。
同一の基原植物でも、加工調理法の差より、薬効や成分が異なるとして知られている。
また水に入れた時に、水に浮ぶものを天黄、中間にあるものを人黄、水に沈むものを地黄と呼び、漢方処方には地黄が多く使われている。
 瓊玉膏には生地黄を洗った後、搾汁機で生地黄の汁だけを取り、使用している。
瓊玉膏の製造には一滴の水も入れないため、地黄の効能が最大限に発揮される。
地黄は『神農本草経』では生命を養するものである上品に収録され、鮮地黄は清熱生津、涼血、止血のの効能があり、
熱風傷陰、煩渇、発疹、吐血、衄血、咽喉腫痛を治すと記載されている。
一方、熟地黄は生地黄、乾地黄でみられる解熱消炎作用よりも、補血、補養滋養強壮の薬物として働き、
体を潤し、口渇を止め、老化を防止し、強心作用や内分泌機能の調整作用が期待されると記載されている。
 漢方処方に八味地黄丸があるが、八味地黄丸は口渇等の糖尿病治療の代表的処方で、地黄を主剤にしている。
 古典文献に記載されている地黄の効能を要約すると、次の通りである。
 (1) 出血および貧血にともなう発熱に効果
 (2) 貧血による諸症状の改善
 (3) 補養、滋養強壮
 (4) 内分泌機能調節と糖尿病の口渇と煩渇、内熱消渇症状の改善
 (5) 跛行、靭帯損傷、打撲、骨折の改善
 (6) 血行不良改善により肌や肉づきをよくする作用
 (7) 肺結核の吐血、虚弱体質の改善
即ち、補血、血糖降下作用、抗血管内凝固作用、滋養強壮、解熱、利尿作用等があり、それに関わる症状を改善あるいは治療する。



5)蜂蜜
 蜂蜜の基原は、ミツバチ科(Apidae)のヨーロッパミツバチ Apis mellifera Linne 又はトウヨウミツバチApis cerana Fabricius
 がその巣に集めた甘味物を採集したものである。成分にはグルコースとスクロースが約70〜80%、その他の糖質(スクロース、デキストリン)、
タンパク質、ミネラル、酵素、ビタミン、花粉、ミツロウ等が一般的な成分であるが、ハチの生活環境によって異なる多様な成分を含んでいるので、
微量の特殊成分の研究はされていない。性味は平、甘であり、肺、脾、大腸に帰経する。
 蜂蜜は補脾、虚脾倦怠無力、潤肺止咳、肺虚咳嗽、潤腸通便、腸燥便秘、解烏頭毒止痛、胃かん疼痛に効能がある。
主に脾胃虚弱、腸燥便秘、乾咳、腕腹疼痛、火傷、灸瘡、瘡瘍に使われる。
 東医宝鑑では性質が平、微温、甘、無毒、五臓を安じ、補気、補脾胃、痛症緩和、解毒すると記載されている。
蜂蜜は山奥の岩壁の蜂房で2〜3年貯蔵した透明白色で油のようなものを石蜜といい、良質であるとされている。
 <本草網目>には5つの作用があると記載されている。
 1)熱を冷ます 2)中焦を調和させる 3)解毒作用 4)燥きを潤す 5)痛症を緩和する性質は生のものが涼で清熱潤肺し、
熟したものは温になり補中、緩急止痛する。味が甘で解毒し、薬性を調和するので、心腹肌肉瘡瘍の疼痛を和らげる。
 ・薬理作用:抗菌作用、造血作用、止血作用、長寿効果、解毒作用、栄養作用、収斂作用、烏頭解毒作用等が認められ、
咳嗽、灸瘡、喘息、慢性便秘、赤痢、夜尿症、膿化傷、癰疽、せつ腫、炎症、胃十二指腸潰瘍、火傷及び湯傷、凍傷、潰瘍及び外傷、
皮膚炎、鼻炎、細菌性痢疾、便秘、貧血、トリコモナス症、神経衰弱、高血圧、肺結核、心臓病に有効であると言われているが、研究はそれほど多くはない。



3.瓊玉膏の適応症
(1)瓊玉膏の漢方文献的効能効果
@東医宝鑑:精髓充満、真気平温、元気補、若回(回春)、精神軽快、五臓六腑充実、毛髪黒化、歯牙蘇生
A方薬合編:鎮静、毛髪黒化、歯牙蘇生、百病除去
B洪氏集験方:乾咳効果
C医学入門:精髓充満、真気平温、虚損症補強疾病治療、精神軽快、五臓六腑充実、毛髪黒化、歯牙蘇生
D寿世保元に収録されている瓊玉膏の内容は、次の通りである。
『此膏填精補髓、腸化為筋、万神具足、五臓盈溢、髓実血満、髪白変黒、返老還童、行如奔馬。日進数服、終日不食亦不飢、
開通強志、日誦万言、神識高邁、夜無夢想、人年二十七歳以前、服此一料、可寿百二十歳。六十四歳以上服者、
可寿至百歳。服之十剤、絶其欲、修陰功、成地仙矣。一料分五処、可救五人癰疾、分十処、可救十人宜労疾。修合之時、沐浴至心,勿軽示他人と記載されている。
 瓊玉膏は漢方古書に明記されている通り、精を補い、腸管の働きを助け、すべての栄養素が備わっており、肝、心、脾、肺、腎の五臓を助けて機能を強化し、
骨髄には血液が充満し、老人の白髪は黒くなって若返り、元気な馬のように走り回る。
一日数回服用すれば一日中、何にも食べなくとも飢えず、すべてのことに記憶力がよくなり、1日万語を暗記でき、思考が抜きん出ており、就寝の時は夢を見ることなく熟眠する。
27歳までに一料を服用すれば360歳まで生きられ、45歳までに服用すれば240歳まで生きる
、63歳までに服用すれば120歳まで生き、64歳以降に服用した者は100歳まで生きられる。
 即ち、瓊玉膏を適時に適量服用すれば、いつまでも若さを保持することがでる。
また白髪の老人も元気を取り戻して若返る効能があるということである。



 E瓊玉膏の構成生薬はすべて神農本草経の上品に収載
 中国における薬の始祖は何と言っても伝説的な人物の『神農』であると言える。神農はすべての薬草を直接なめたり、
噛んだりして、その薬効を判定し、分類したと伝えられている。。上品120種、中品120種、下品125種という1年365日と同じ数の計365種を、
薬効別に分類したものが『神農本草経』である。『神農本草経』は一世紀頃に出版されたといわれるが、
それはただ整理されたものが出版されたという意味であり、実際に神農が活躍した年代は未知である。
また神農の称号は、人類の健康と農事のことを大事にした時代に、皇帝に相当する称号として贈られたもので、神農は中国の三皇の一人である。
この『神農本草経』の薬効分類の内容を見ると上品120種は生命を補養する君薬とし、中品120種は身体の病気を治す臣薬、
下品1215種は毒劇物が含まれたもので治療薬であると記録されている。
『神農本草経』の薬効別分類法は、科学万能時代の21世紀の図書分類法にもない分類である。
 ここで注目すべきことは『瓊玉膏』を構成している生薬はすべて、神農が『生命を補養する』と分類した上品(君薬)の生薬で構成されていることである。
 その昔に、中国を統一した秦始皇等を見てわかるように、皇帝の権力を持っていた者の不老不死・不良長寿への欲望は想像できないほどであったと思われる。
すなわち、宮中で愛用され、瓊玉膏と名付けられたことは、瓊玉膏がどれほど重要な補薬であったかが想像される。



(2)瓊玉膏の許可の効能
@効能効果 次の場合の滋養強壮:食欲不振、肉体疲労、虚弱体質、病後の体力低下、胃腸虚弱、毛食不良、冷え性、発育期
A用法用量 成人:茶匙1杯量(約5g)、11歳〜15歳未満:茶匙2/3量、8〜11歳未満:茶匙1/2量 そのまま、または温湯でうすめて1日1〜2回服用する。

2)瓊玉膏の適応症
瓊玉膏の最近の研究内容と臨床を総合すれば次の効果が期待される。
(1)滋養強壮:食欲不振、肉体疲労、虚弱体質、病後の体力低下、胃腸虚弱、血色不良、冷え性、発育期
(2)骨粗鬆症(骨多孔症)
(3)精神的ストレス
(4)産後回復、不妊症
(5)発育期、老化防止
(6)免疫増強及び抗活性酸素
(7)糖尿病及びその合併症
(8)高血圧
(9)糖尿病性高脂血症
(10)胃潰瘍
(11)記憶力障害、認知症の予防効果と認知症進行予防
臨床では、以上の症状に瓊玉膏を広く利用している。



3)瓊玉膏適応症の裏付け
 瓊玉膏の適応症は、伝統文献の臨床経験と薬効研究を総合すると、次のように利用される。

(1)骨粗鬆症(骨多孔症)の治療及び予防に有効
 動物、植物、または動く生命体において、骨格は形態を維持するのに基本の支柱である。
人間は若い頃は骨格が固くて強いために、精力的に活躍することができる。
しかし、高齢になると脊椎、関節等が段々弱くなって挙動が困難になり、活動が不可能になると、骨粗鬆症(骨多孔症)と共に急速的に老化現象が起こる。
また、関節リウマチになれば、不治の慢性病になる。これらは、体の支柱である骨の中の骨髄が不足、あるいは弱いことから起こるのである。
この症状を治療するのに、漢方医学では精髓充満と言う単語で表現している。即ち、瓊玉膏を長期に服用すると治療できるということになる。

(2)何事にも消極的で、ストレスを受けている人が服用する
 人間は動物の中で、意志を持っているので、世を支配している。意志が弱いと、消極的で単純な事にもストレスを強く受け、
自身を蔑視し、自身を失い、意欲がなくなり、うつ状態にまでつながることがある。
この症状を治療することを漢方医学では、真気平温、元気補、と言う単語で表現している。
即ち、瓊玉膏を長期に服用すると自信がつき、何事にも積極的で気持ちが軽くなる。

(3)食欲不振、胃腸虚弱、肉体疲労、病後体力回復に服用する
動物は飲食を通じて動くためのエネルギーを産生することで活動する。
すべてのエネルギーは生産は、臓器の役割により変わる。食物を消化吸収する胃腸が虚弱になれば、
食欲不振、肉体疲労感、意欲喪失が起こり、体が弱くなるという悪循環を繰り返すようになる。
 また、腸管には全身の免疫を司る免疫司令部があると前述したが、胃腸が虚弱になると多様な病原菌の侵犯を受け、
疾病にかかるのは勿論、老化も進みやすく慢性病への近道をつくることになる。

(4)血色不良、冷え性改善、産後・病後の体力回復に服用する
 医師は内科的診察の際、最初に顔の血色や舌と目を観察する。貧血あるいは血液循環と内臓の状態を確認するためである。
それより診察の方向をある程度予測してから診察が始まる。
 瓊玉膏の構成生薬には生地黄があり、この生地黄は瓊玉膏の製造工程において72時間蒸熟される。
蒸熟工程は人参等の他の生薬と一緒に生地黄を熟地黄のように変える工程である。
熟地黄は血液、特に貧血に著効がある生薬であることは科学的研究により究明されている。
冷え性、産後及び病後の虚弱体質回復には、何よりも血を補充することが一番である。

(5)発育期及び老化防止に長く服用する
 瓊玉膏の効能は若返りである。古書によると、瓊玉膏の効能には毛髪黒化、歯牙蘇生、即ち、白髪の髪が黒くなる、
老人になって抜けた歯が再生すると記載されているが、それは若返るという意味を極端ではあるものの説明していると思われる。
 古書には次のように記載されている。瓊玉膏を長期にわたって服用すると、填精、補髓、養生、若返りなどの薬膏として、百損を補い、百病を除去する。
五臓(肝、心、脾、肺、腎)が充満しあふれ、白髪が黒髪になり、歯が再生し、元気な馬のように駆け回り、
1日2〜3回服用すると1日中空腹を感じず、一料の五分の一を服用すると癰病を治し、十分の一を服用すると疲れが取れる、
27年間服用すれば360歳まで長寿する。瓊玉膏の効果は、長期間服用することにより現れるを示唆している。

(6)免疫増強及び活性酸素除去に服用する
 瓊玉膏は最近、老化及び慢性病の根源になる抗酸化作用に対する研究がされている。
また、瓊玉膏の構成生薬の人参、茯苓、地黄は免疫増強作用をもつ代表的生薬であることが知られている。
 瓊玉膏の老化遅延効果を確認するため、エラー説の中でも活性酸素と関連してフリーラジカルが成人病および老化促進の原因になると言われていることから、
D-ガラクターゼを6週間注射した老化モデルラットに対し、瓊玉膏を経口投与した後、赤血球のSOD(superocide dismutase)活性を確認した所、
抗酸化酵素であるSODの活性に、統計的に有意性が認められた。
 抗酸化酵素であるGSH-pxの活性を測定した結果、瓊玉膏投与群と非投与群との活性に、統計的に有意性があることが認められたという報告がある。
地黄にはマクロファージの免疫複合体消化能に対して亢進作用を示し、また、活性酸素抑制酵素のSOD様活性が確認された報告もある。

(7)糖尿病及び合併症に有効である
 ストラプトゾトシンにより高血糖を誘発させ、瓊玉膏を300,600、1200mg/kg投与してその結果を比較した。

 正常群の血糖値 58.0mg/dl
 高血糖誘発群の血糖値 99.0mg/dl

 瓊玉膏600,1200mg/kg投与群では血糖値73.0、61.0mg/dlで、用量依存的に血糖値を低下させることを有意的に示した。
また高麗人参に含有されるペプチド成分が、合併症を阻害すると示唆されている。


(8)糖尿性高脂血症に効果
@総コレステロール及びトリグリセリド抑制効果
 高糖尿病群は、総コレステロール値が64.4mg/dlに上昇
 瓊玉膏300、600、1200mg/kg投与群は、総コレステロール値が各々、46.8、 39.5、 33.0mg/dlで、
用量依存的にコレステロールを低下させることを有意的に示した。
A血清トリグリセリド値の抑制効果
 高糖尿病群は、トリグリセリド値が93.9mg/dlに上昇し、瓊玉膏300,600,1200mg/kg投与群では、
トリグリセリド値が各々、72.4、59.5、54.8mg/dlで用量依存的にトリグリセリドを低下させることを有意的に示した。

(9)高血圧の抑制効果
 高血圧を誘発したラット(SHR)に、瓊玉膏の溶液、または血圧降下薬のプロプラノロール溶液を、
用量にあわせ、1日1回12日間経口投与したところ、次のような結果が得られた。
 高血圧誘発群の最初の血圧を100として換算した。
 対象薬物のプロプラノロール30mg/kg投与群では、3日目から血圧降下作用を有意的に示した。
また瓊玉膏300,600mg/kg投与群では、9日後から血圧降下作用を有為的に示したが、
1200mg/kg投与群では投与当日から血圧降下作用を有為的に示した。

(10)抗胃潰瘍作用
 対照群(生理食塩水100ml/kg)
 瓊玉膏水溶性エキス(100,200,400mg/kg)
 対照薬物群(シメチジン 50mg/kg)
 まず、36時間絶食後に、アスピリン100mg/kgを経口投与して胃潰瘍を誘発した。
 潰瘍誘発6時間後から、1日3回、3日間、各試料を経口投与し、36時間後に、開腹して潰瘍係数を算出した。
 対照群(生理食塩水)の潰瘍係数は6.4±0.55で、対照薬物群(シメチジン50mg/kg)の潰瘍発生抑制率が
55%、55%、67.5%で、用量依存的に潰瘍発生抑制の効果を示し、瓊玉膏水溶性エキスは抗胃潰瘍剤シメチジン50mg/kgより有意に効果があった。

(11)結核菌への有効性
 瓊玉膏の結核菌に対する研究を紹介する。
 実験目的:結核治療に使用されている抗結核製剤は、薬剤耐性と肝毒性による肝炎、アレルギー反応による発疹及び消化器障害等、
多数の副作用が起こる可能性があり、またこれらの副作用による服薬中断は、治療失敗の原因になっている。
それで実験者らは、臨床で疲労及び労療治療に瓊玉膏が多く応用されていることに着眼し、抗結核剤の耐性を低下させ、
副作用を減少させる目的で、結核菌に対する瓊玉膏の効果を濃度依存的に検討した。
 @結核菌(Mycobacteria tuberculosis,M.avium,M.intracellulare,M.gordonae)の耐性度
 A抗結核剤(RFP;リファンピシン、CFN;シプロフロキサシン)
 B瓊玉膏(500?g/ml、250?g/mll、25?g/ml)
 C耐性判定:結核菌を摂取した後、培養気で培養して、菌のコロニーのの耐性度を判定
 a.RFPと瓊玉膏の混合投与時における結核菌の耐性度
 対照群の結核菌は継続的に生存数が増加することを示した。これに比べ、RFP投与した培地における生存数は1日目以降、
持続的に有意に(p<0.001)減少し、瓊玉膏を投与した培地における生存数は5日目以降持続的に有意に(p<0.001)減少した。
またRFP+瓊玉膏を投与した培地における生存数も5日目以降、持続的に有意に(p<0.001)減少した。
RFPの単独投与では、結核菌の抗結核剤に対する耐性により、18日め以降に生存数が急激に増加を示したが、
RFP+瓊玉膏を投与した場合には18日目以降でも、生存数は持続的に減少を示した。

b.CFNと瓊玉膏の混合投与時における結核菌の耐性度
 対照群の結核菌は継続的に生存数が増加することを示した。これに比べ、CFN投与した培地における生存数は1日以降、
持続的に有意に(p<0.001)減少し、瓊玉膏を投与した培地における生存数は7日目以降、持続的に有意に(p<0.001)減少した。
またCNF+瓊玉膏を投与した培地における生存数も5日目以降、持続的に有意に(p<0.001)減少した。
CNFの単独投与では、結核菌の抗結核剤に対する耐性により、18日目以降に生存数が急激に増加を示したが、
CFN+瓊玉膏を投与した場合には、18日目以降でも、生存数は持続的に減少を示した。

c.瓊玉膏と抗生剤(CNF,RFP)混合投与時における結核菌の耐性度
 瓊玉膏と抗結核剤(CNF,RFP)の混合投与において、抗結核剤(CNF,RFP)の混合投与時に、さらに瓊玉膏を混合したものが、強い抗結核効果を示した。
上記の結果から結核患者治療時に、抗結核剤と瓊玉膏を同時に投与することによって、結核菌の薬剤耐性を減少させ、治療効果が期待される。

   
(12)記憶力障害改善及び認知症予防と認知症進行予防に有効
人間の最近の記憶は脳の海馬組織で記憶貯蔵されるが、古い記憶は大脳皮質で記憶貯蔵される。
認知症患者は、昔の事は比較的記憶しているが、最近の事件やヒトの区別認知力、場所位置、時間的概念、
自分の生年月日、家の電話番号等に対する記憶力がないのが特徴である。もっとひどくなると、食べものと排泄物の区別も出来なくなる。
日頃から尊敬してきた祖父母、あるいは父母が一人で生活する事が不可能になり、
家族や周囲の人達にとって精神的にも肉体的にも負担となるため、大きな社会問題になっている。
 認知症は完治しない病気であるが、病状は徐々に進行するため、発病初期に発見して進行を遅らせることが最善策である。
瓊玉膏の認知症に対する効果を確認するために、表で表した研究結果を紹介する。

@瓊玉膏の脳神経保護効果『実験例』
 a.実験動物:マウス(モンゴリアン・ジャービル) 
 b.実験モデル:全脳虚血モデル(BCCAO)
 c.実験群
 
 Sham               無処理群
BCCAO            全脳虚血誘発群(陰性対照群)
BCCAO+KOK(0.25)    全脳虚血誘発+瓊玉膏 0.25g/kg 經口投与群
BCCAO+KOK(0.5)     全脳虚血誘発+瓊玉膏 0.5g/kg 經口投与群
BCCAO+KOK(1.0)     全脳虚血誘発+瓊玉膏 1.0g/kg 經口投与群
BCCAO+KOK(2.0)     全脳虚血誘発+瓊玉膏 2.0g/kg 經口投与群
BCCAO+MK         全脳虚血誘発+N-methyl-D-asparate(NMDA)3.0mg/kg 腹腔注射群(陽性対照群)

A瓊玉膏の投与が脳の海馬のCAIの細胞死に影響
脳の海馬のCAI細胞死を起こしたマウスの脳を摘出して組織学的に評価した。
瓊玉膏(上記実験群)投与において、脳の海馬の生存細胞と死滅細胞をニッスル染色法で確認した。
 瓊玉膏投与群は瓊玉膏を投与しない群に比べ、用量依存的に生存細胞が多く、死滅細胞が少量で、
瓊玉膏2.0g/kg投与群は正常群とほぼ同じぐらいまで死滅細胞が減少していた。

B瓊玉膏の投与が抗炎症に影響
 脳細胞死滅メカニズムに関係する炎症に対する瓊玉膏の影響を評価するため、炎症細胞や微細芽膠細胞、
星状細胞及びこれらの細胞が放出する1L-1?を免疫染色法で確認した。
 微細芽膠細胞は無処理群で非活性状態であったが、全脳虚血誘発群では活性化された。また、瓊玉膏2g/kg投与群では、
全脳虚血誘発群に比べ、微細芽膠細胞の数が著しく減少する結果を示した。
瓊玉膏2g/kg投与群では、全脳虚血誘発群に比べ、星状細胞の数が著しく減少する結果を示し、ま
た瓊玉膏1.2g/kg投与群では炎症性神経伝達物質であるIL-1?の数を著しく減少させた。
 すなわち、瓊玉膏の海馬組織への保護効果を示していると思われる。

C瓊玉膏の当夜投与が記憶力改善に影響
マウスに全脳虚血を誘発して記憶力損傷を起こした後、瓊玉膏を投与した場合の記憶力改善に及ぼす影響を評価した結果である。
 Y字迷路試験及び新規物体認知能評価の結果、瓊玉膏2g/kg投与群は対照群に比べ、記憶力改善効果を有意に示した。
 上記の結果から、瓊玉膏は、海馬組織保護、細胞死滅の原因である脳抗炎症効果及び脳細胞生存に対する効果があることが認知された。
 認知症の項で言及したが、認知症は進行は遅くなるという特徴があるので、瓊玉膏1回あたり5gを1日2回、長期的に服用して、
認知症の進行をさらに遅らせることができれば、余生を充分におくることが可能と思われる。
 ここでは、慶煕大学校薬学大学の柳教授チームと廣東製薬研究所が共同研究で発表した一部を紹介した。

(13)酸化的損傷による心筋細胞枯死に対する瓊玉膏の防御効果
 心血関係の疾患は、発病後に深刻な合併症が起こる可能性があり、また持続的な治療が要求される疾患であるため、
疾病の予防が治療よりも重要であると認識されている。
 研究者らは、心筋細胞の酸化的損傷に対する瓊玉膏の防御効果を究明するために、H9C2細胞にH2O2を用いて酸化的損傷を誘発した後、
酸化的細胞毒性に対する瓊玉膏の効果を確認し、これに関与する抗酸化関連酵素である
ヘムオキシゲナーゼ-1及び関連タンパク質の発現の様相を調査した。
その結果を紹介する。

 @酸化的損傷によるH9c2心筋細胞の生存率変化
  酸化的損傷によるH9c2心筋細胞の生存率変化をみるために、
複数の濃度のH2O2でH9C2心筋細胞を12時間処理し、MTT方法で測定した。
a.H2O2濃度処理群によるH9C2心筋細胞の生存率
 -0.05mM H2O2処理群:対照群より73%生存
 -0.1mM H2O2処理群:対照群より31%生存
 -0.2mM H2O2処理群:対照群より25%生存
 H2O2が高濃度になるにつれて、生存率は減少し、酸化的損傷を確認した。

b. 0.15mM H2O2処理後、時間経過によるH9c2心筋細胞の生存率
 -2時間後から徐々に減少
 -6時間後、約62%の細胞生存
 -10時間後、約38%の細胞生存
 -12時間後、約34%の細胞生存
 H2O2により、H9c2心筋細胞毒性は時間が経過するにつれて蓄積され、DNAの分節に関する典型的な細胞枯死であることが確認された。

AH2O2によるH9c2心筋細胞枯死に対する瓊玉膏の影響
 実験プロトコールにより、H9c2心筋細胞に対し、0.5mg/ml及び1mg/mlの瓊玉膏を同時処理、30分前処理及び12時間前処理した後、
それらをH2O2(0.15mM)で処理して、細胞生存率の変化をMTT方式で調査した。
 -瓊玉膏で12時間前処理したH9c2心筋細胞生存率は39%
 -瓊玉膏を同時処理(1mg/ml)群では48%生存
 -瓊玉膏で30分前処理(1mg/ml)群は82%生存
以上の実験結果から、瓊玉膏の前処理群が同時処理群より高い生存率を示した。

BH2O2によるH9c2心筋細胞枯死に監に関し、心筋細胞の酸化的損傷に対する瓊玉膏の防御効果として、
生体内抗酸化酵素であるヘムオキシゲナーゼ-1の発現を確認するため、ウエスタンブロット解析を試みた。
 H2O2単独処理時におけるヘムオキシゲナーゼ-1の時間依存的発現
 H2O2酸化的損傷に対する瓊玉膏の防御効果にとして、生体内抗酸化酵素であるヘムオキシゲナーゼ-1の発現を確認したところ、
瓊玉膏を30分処理した場合に、明確に防御効果を示した。
ヘムオキシゲナーゼ-1は、瓊玉膏の量に対し、濃度依存的に発現が増加し、対照群水準にまでH2O2酸化的損傷が回復した。

CH2O2によるH9c2心筋細胞枯死に関するFas/FasLのタンパク質発現に対する瓊玉膏の効果
 H2O2による心筋細胞の酸化的損傷に対する瓊玉膏の防御効果に関して、
細胞枯死調節関連タンパク質であるFas/FasLの発現をしるために、ウエスタンブロット解析を試みた。
 0.15mMH2O2処理の4時間後からFas蛋白質の発現の増加が観察された。
 またFasに結合するFasLタンパク質も4時間後から発現が増加した。
 Fas/FasLの発現に関し、0.5mg/ml、1mg/mlのけいぎょくこうで30分前後処理した後、
発現を確認すると、Fasは瓊玉膏の量に対し、濃度依存的に発現が減少し、対照群水準にまで回復した。
以上の結果から、瓊玉膏は酸化的損傷から心筋細胞を防御する効果を示したので、
虚血性心疾患などの心血関係疾患に有効活用できることがわかった。
 また、瓊玉膏は発病してから服用するより、発病前から服用するのが有効であることが示された。
(14)不妊に効果がある。
 瓊玉膏は古書に効果として精髄充満と記載されている漢方である。精髄充満は男性の精子が元気で活発であると言う意味である。
そこで、実験中ではあるが、筆者らが共同研究で不妊に対する実験をした所、瓊玉膏の投与により雄のラットの精子が活発になったため、
メスのラットの受精や、補精に有効として、不妊治療に活用できるのではないかと期待している。



開豊 瓊玉膏

開豊 瓊玉膏は、「甘み」と少しの「苦み」を持つ、6種の生薬からつくられた滋養強壮剤です。
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10代の頃から、冷えとひどい生理痛に悩まされていました。
このまま年をとると将来困ると思い、近所の漢方薬局に相談したところ、瓊玉膏をすすめられました。
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30代夫婦: 子宝に恵まれ瓊玉膏に感謝しています
結婚して数年子どもができず、病院には抵抗があったので漢方薬局へ相談に行きました。
不妊治療には体質改善が重要で、まずは半年間で妊娠し易い体作りをと瓊玉膏をすすめられました。



漢方の力を感じてください。

家族の健康と若さと綺麗を瓊玉膏は応援します。

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病気ではないけれど、元気がなく、何となく体の調子が悪いと感じる方へ。
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けいぎょくこう
瓊玉膏

悩み解決!! 女性の不定愁訴、

あなたにあてはまるものはいくつあるかな?

@閉経・生理の異常 A頻尿・排尿痛 B足腰の冷え
C下痢 D便秘 E肩こり F腰痛 G疲れ目・かすみ目
H手足のしびれ I頭痛 J耳鳴 K不眠 Lのぼせ
Mイライラ Nゆううつ Oのどや口の渇き P胃のもたれ・吐き気
Q記憶力の減退 Rめまい S顔の汗

疲れは病気の入り口です!!

@肝臓の疲れ A目の疲れ・頭痛 B肩こり・怒りっぽい C足がつる・生理痛

胃と腸の疲れ、
顔色がさえない・貧血、食欲不振・脱力感、不正出血

肝臓の疲れ

夜中にトイレに起きる
物忘れしやすい
めまい・耳鳴・脱毛
根気がない・足腰がだるい
骨がもろい

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このようなときにもサポートします。


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からだの中から

便秘・肥満・体脂肪・頭痛・生理の痛み・排卵の痛み・疲れ・肩こり・いらいら・冷え・膀胱炎など

けいぎょく膏(瓊玉膏)はどんな人にいいんですか。

もともと瓊玉膏は滋養強壮を目的に作られていますので、
日頃から疲れやすく朝起きても疲れが抜けない。
貧血気味で目の下にクマができたり肌のくすみが取れないなど、
皮膚やからだの回復力が低下しているような人。
お肌やからだの老化が目立つような方にもよいと思われます。
薬を用いる治療法には一時的に効果がある対処療法と
根本からお肌やからだを治しからだの回復力をあげていく根本療法があります。
対処療法には症状にあわせた漢方薬が用いられますが
瓊玉膏はからだの疲れを癒し皮膚やからだの老化を予防していってくれますので、
長期的に服用なされたほうが良いと思います。
一歩一歩とからだを回復する自然治癒力をつけてくれますので
ご病気の方はもちろんお肌や、からだが疲労気味の方にも、もってこいだと思います。

からだの外も!!

@切れ毛・つやつやの黒い髪
Aしっしんのできにくい肌
Bにきびのできにくい肌
C肌荒れ・シミ・ソバカス
D目の下のくま・足のかかと
E全身すべすべ…

更年期も大切な時期です。
心と体を整え、生き生きとした元気な日々をサポートします。
まずはお話からお気軽にご相談ください。

からだと心のサポート

開豊 瓊玉膏
けいぎょくこう
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瓊玉膏は、甘みと少しの苦みを持った6種の生薬からつくられた滋養強壮剤です。
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さらに病後の体力が衰えているときや、胃腸の働きが弱くなっているときに、
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瓊玉膏ってどんな薬?
黒糖色で艶やかな、独特の香りと甘味、ほろ苦さを兼ね備えた、ちょっと不思議なとろける生薬エキスです。
そのままでも飲め、水やお湯でといても飲める、一風変わったお薬です。

瓊玉膏の歴史
1160年、中国は宋の時代に誕生したお薬で、名高い漢方医学書『洪氏集験方(こうししゅうけんほう)』に初めて登場します。
時の皇帝の子孫が脈々と栄えることを願い、皇帝の治療に携わる医師たちが叡知を結集させて作り上げたものです。

こんな植物たちから作られています。
ジオウ(地黄) マツホド(茯苓) ハチミツ(蜂蜜) ジンコウ(沈香) クコ(枸杞子) オタネニンジン(人参)

成分 本品100g中
生地黄の搾汁32.0g、 茯苓末8.0g、 人参末2.8g、 枸杞子末0.9g、 沈香末0.1g、 蜂蜜38.5g、 その他

からだに潤いが欲しい!
体内から皮膚や髪にたくさんの潤い成分を届けます。
みずみずしく張りのあるきめ細かいお肌、潤いと弾力のあるつややかな髪をつくります。

疲れを取りたい!
仕事や家事で忙しく、疲れがたまっても、休むヒマが無い働き盛りの方のための滋養強壮に。
すみやかに体のバランスを整え、疲れを取り除いてくれます。

子宝に恵まれたい!
瓊玉膏は代々続く命受け継ぎ、子孫繁栄を願い創られたお薬です。
人本来が持つ生命力を高め、次の世代へと引き継ぐお手伝いをします。

効能・効果
次の場合の滋養強壮
 ・食欲不振  ・肉体疲労  ・虚弱体質  ・病後の体力低下  ・胃腸虚弱  ・血色不良  ・冷え性  ・発育期



《先人の叡知》

開豊 瓊玉膏

生命力と美しさを育てる不老長寿の滋養・滋潤薬

『瓊玉膏』というお薬について

不老長寿という言葉には、仙人が霞を食べて何百年も生きるといった現実離れしたイメージがあります。

けれど、この言葉の真の意味は、実はとても身近で切実なものなのです。

「人間であるかぎり誰にでも天寿がある。それは避けられないが、天寿のつきる瞬間まで元気でいたい。美しく年を重ねて生きたい」

この人類普遍の夢こそ、先人たちが求め続けてきた”不老長寿”そのものなのですから。

中国2000年の歳月をかけて先人たちはついにその夢をかなえ私たちにひとつの薬を伝えてくれました。

それこそが、生命と美を育む滋養・滋潤薬 『瓊玉膏』です。

【瓊玉膏の歴史】

1170年、中国は宋の時代に誕生したお薬です。

『洪氏集験方』(こうししゅうけんほう)に初めて発表されました。
時の皇帝の子孫が脈々と栄えることを願い、典医たちが叡知を集結させて作り上げたものです。

【瓊玉膏のエピソード】

@池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」のモデルで知られる長谷川平蔵は、晩年重い病の床にありました。
平蔵の身を案じた将軍・徳川(いえなり)は、病の平癒を願いこの瓊玉膏を授けたと伝えられています。

A中国との国交回復の祈り、友好の証しとして中国の代表から
日本の首相に渡された土産の品は、最上級の中国酒と瓊玉膏でした。

【瓊玉の意味】

「瓊」とは美しい玉のこと。
その玉を重ねて(美しい碧玉)という意味に使われました。
また、瓊枝玉葉という言葉は、中国皇家の子孫に対する最高の礼を表すものとして使われました。
つまり「瓊玉膏」は皇帝とその子孫の不老長寿を願う至宝の薬、として命名されたのです。

「基礎体力と気力を充実させ若さを保ちます。」

 漢方では、人間の体を、さまざまな部品(臓器)の”寄せ集め”とは考えません。
自然界を大宇宙とし、人体をひとつの”小宇宙”としとらえます。
 この小宇宙としての人体が生き生きと営まれるためには、内臓・筋肉・骨格などをつくるエネルギーと、
それらの機能を活発にするエネルギーとが必要であり、二つのエネルギーがバランスよく調和して保たれていなければなりません。
 そして、その調和の要として、良質の「気」「血」「水(津液)」が、
不足なく、滞りなく全身をめぐることが大切なのです。

『瓊玉膏』は、良質の「気」「血」「水(津液)」を補ってくれるため、
加齢にともなう基礎体力や気力の低下を抑え体を根本から養って、
若さを保つお手伝いをしてくれます。

自然治癒力を高め、病気やケガに負けない体をつくります。

風邪をひいてもひざ小僧をすりむいても、無理さえしなければ、
私たちの体は自分の力で病気を追い出し、傷を癒します。
”自然治癒力”という生命を守るためのすばらしい力が備わっているのです。
 しかし、この力には大きな個人差があります。同じく雨にぬれても、ケロリとしている人もあれば、
風邪をひてなかなか治らない人もあるように、残念ながら歴然とした差があるのです。

『瓊玉膏』は、人間が本来もっている「自然治癒力」を最大限に育て上げる漢方処方です。

現在、病気や怪我でお悩みの方は、回復力を高めるために、
病後の方は、抵抗力と免疫力を強め、再発や合併症を防ぐために、
健康なかたでも、万一のケガや手術に負けない体力をつくるために、
着実で確かな効き目をもつ『瓊玉膏』で、ご自分の命の力をぜひご自分でお育てください。


細胞を活性化して、みずみずしいお肌とつややかな髪をつくります。

本当に張りのあるきめ細かいお肌や、潤いと弾力のある美しい髪は、
高価な化粧品など外側からの手当てだけで得られるものではありません。
体の内側からの働きかけが、何にも増して必要です。 
なぜならば、皮膚や髪は体の付属物ではなく、心臓や肝臓などと同じような”体の一部”だからです。

『瓊玉膏』は、胃腸の機能を促進して皮膚や髪に栄養を送ったり、
直接に皮膚や滋潤する成分をたくさん含んでいますのでとても効率のよい「服む美容液」といえます。

さらに、皮膚の修復能力を高めてくれますので、
ニキビやアトピー性皮膚炎などのトラブルをお持ちの方も、ぜひお試しください。
治療薬と併用されると、よりいっそうの効果が期待できます。

命の底力が問われる、妊娠・出産・子育て期。
お母様にもお子様にも。

 人間の生命力には、お母様のお腹にいる間までに育まれる「先天」のものと、
生まれて後、日々の生活の中で培われる「後天」のものとの2種類があります。
 このうち、お子様の一生を左右する「先天の生命力」は、胎児のうちに完成されてしまいます。
要は、そのときのお母様の体力の「ゆとり度」しだいというわけです。

『瓊玉膏』は、妊娠によるお母様の体力の消耗を安全に着実に補い、
お子様の先天の生命力を育てる手助けをします。

 一方「後天の生命力」を養うには、毎日の食事づくりや生活習慣に心を砕くことが、まず基本です。
けれど、どんなに心を配った食事でも、その養分を吸収する力が弱くては身につきません。
 また、農薬やダイオキシンによる環境汚染などお子様の将来にはきがかりなことがいっぱいです。

『瓊玉膏』には、内臓の働きを活発にして養分の吸収力を高め、
元気を補う力がありますので、後天の生命力を養い、悪条件をはねかえす体をつくります。

胃腸虚弱、風邪をひきやすい、アレルギーがあるなどのお子様はもとより、
発育の著しい成長期のお子様にも最適です。
 もちろん、お母様の出産・育児による体力消耗の回復にも安心してお使いください。
つぎの赤ちゃんをお望みでしたらなおのこと早めの服用をお勧めします。


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開豊 瓊玉膏
かいほう けいぎょくこう

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@肝臓の疲れ A目の疲れ・頭痛 B肩こり・怒りっぽい C足がつる・生理痛

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顔色がさえない・貧血、食欲不振・脱力感、不正出血

肝臓の疲れ

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●『瓊玉膏』の成分と、主成分の「地黄」について

『開豊 瓊玉膏』の成分は
生地黄の搾り汁、人参末、茯苓末、枸杞子末、沈香末、蜂蜜です。
いずれも厳選された生薬を原料としています。

また、主成分の「地黄」については、
つぎのような臨床例が報告されています。

リウマチ性関節炎
…関節痛軽減、関節腫脹緩解、関節機能回復、運動障害好転、結節性紅斑消失、血沈の回復
皮膚病・ジンマシン・神経性皮膚炎・湿疹
…生地黄を煎じて服用すると、数日から20日程度で著効がみられた。
伝染性肝炎
…生地黄を注射で用いたところ、肝炎主要症状消失、肝臓・脾臓の腫脹回復、GDP・黄疸指数の正常値への好転がみられた。

地黄の薬理作用についてはつぎのような報告があります。

<肝臓保護作用>
…マウスの肝炎に対し、肝臓を保護し、グリコーゲンの減少を阻止する働きがある。
<抗炎作用>
…ある種のアレルギー性疾患、たとえば皮膚疾患や気管支喘息に効果があり、病状を改善することができる。
<抗菌作用>
…ある種の病原性真菌に対してかなりの抑制作用がある。

さらに、地黄の配合応用
(配合の仕方によって、お互いに補助しあい、効力が増すこと)
により、治療効果が増強されます。

地黄+蜂蜜
…地黄、蜂蜜ともに、体を潤す働きがあります。
皮膚や髪のかさつき、痰の少ない乾いた咳、口、喉・舌の乾き、
治りにくいカサカサの皮膚病、便の硬い便秘、月経過少、精液過少に。

地黄+人参
…地黄には、体を栄養する働きがあります。
人参には、体力を増強する働きがあります。
これを合わせて用いると、「疲れがとれにくい」「風邪をひきやすい」
「長く立っていることが辛い」「精力減退」などの症状を改善できます。

●『開豊 瓊玉膏』の製法いついて

三日三晩、二重蒸気釜で加熱した後、徐々に冷却させる独特のものです。
古代の製法から学び、漢方の特色を最大限に生かした製法です。

●『開豊 瓊玉膏』をお始めになると

およそ1〜3ヶ月で…食欲がでてきます
→胃腸機能が回復してきた。
およそ3〜6ヶ月で…お顔や爪の色つやが良くなってきます。
 →体全体の働きが良くなってきた。
            お肌が、しっとりとみずみずしくなります。
 →体のすみずみまで養分がいきわたってきた。

            風邪をひきやすかったり体調をこわしやすい方は、
風邪をひきにくくなったり体調を崩しにくくなります。
→免疫力や抵抗力がついてきた。

病気や傷の回復が早くなります。
 →免疫力や抵抗力がついてきた。
およそ6ヶ月〜1年で
…髪にツヤやコシが出て抜け毛などが少なくなります。
→頭皮や頭髪にまで養分がいきわたってきた。

『開豊 瓊玉膏』は、
体の根本から着実に改善していきますので、
効果を実感していただくには、ある程度の時間が必要です。
少しずつで結構ですから毎日続けていただくこたが、何より大切です。


瓊玉膏  不老長寿と美容の高貴薬
広大な中国大陸には数限りなく植物が生い茂り、薬用になるものも多くありました。
最初はたいへん頭のよい薬師が、野山を採集してまわり、一つ一つ薬草を発見し、苦しんでいる病人を救ったことでしょう。
それが一つよりも、二つの薬草を組み合わせた方が良く、さらには三つを組み合わせた方がもっと効果の高いものができることを体験していき、
処方という概念が生まれ、ついには世界に誇る漢方医学が確立されたのです。
生のものを食べるよりも、保存のきく乾燥品を煎じる方法が考えだされ、またある処方は丸剤の方がより効果的だとわかり、
次々と臨床効果がより高まる方剤と用法が発見され、さらに中国医学は発展してきました。
まずは病気の中で最も多く、最も恐ろしがられていたのはコレラ、ペスト、マラリア、赤痢といった伝染病だったのです。
これらには『傷寒論』というすばらしい漢方医学が2千年もの大昔に完成していたのです。人々はどれほど助かったことでしょう。
恐ろしい伝染病を治すことが可能となり、病苦からまぬがれることができるようになれば、人々は健康でもっと長生きしたい、
病気になりたくない、さらに欲をいえば強くなりたい、いつまでも美しくいたいと切望するようになり、これらを満足してくれるものはないかと探し求めたことでしょう。
1千年前の中国・宋の時代の頃にはそれに答えるようにして「瓊玉膏(けいぎょくこう)」という処方が考案されたのです。
瓊玉膏は皆様もよくご存じの「人参」が主薬です。不老長寿薬の王様といえるでしょう。
さらに中年以後の保健薬の「地黄」と、中国で仙人の食物といわれた「茯苓」の3つを複雑な工程で加工した練り状の生薬製剤なのです。


中国の皇帝も愛用 伝統の不老長寿薬

 瓊玉膏は、中国・宋の時代に皇帝の不老長寿を目的に考案され、朝鮮まで広まった伝統の漢方薬。
その効果は「本草綱目」「寿世保元」など伝統的な医学・薬学書にも取り上げられ、
李朝時代の朝鮮で記された「東医宝艦」には、"養生と長寿に効果のある薬"として第一に記されています。
 日本では江戸・寛政時代、「鬼平犯科帳」の鬼平こと「長谷川平蔵」の病床中に、
将軍・徳川家斎から見舞い品として賜ったのが瓊玉膏だったと「寛政重修諸家譜」に表されています。
このことからも瓊玉膏が養生の秘薬として珍重されてきたことが窺い知れます。

600年かけて改良された最高処方をそのまま製品化

 瓊玉膏が初めて医学書に記された時の生薬成分は、生地黄、人参、茯苓、蜂蜜だけでした。
その後瓊玉膏の効果をさらに高めるため、処方を天門冬、麦門冬、クコの実を加えた7成分に改良。
最終的にはクコの実から地骨皮に生薬を変え、完成処方としたことが「東医宝艦」に記されています。
 
誕生してから、完成処方にいたるまで約600年

さまざまな試行錯誤と改良のうえに完成した"東医宝艦 瓊玉膏"を、
そのまま現代に蘇らせたものがパナックス・ケイギョクです。

厳選素材、古式処方で防腐剤無添加を実現

 生薬の品質は、漢方の良し悪しを決める重要事項のひとつ。
パナックス・ケイギョクでは、主成分となる生地黄は、無農薬栽培品を使い、
人参は高品質で高年生の薬用人参を厳選しています。
 作り方も「東医宝艦」で示されたとおりの製法を厳密に実践。
7つの生薬を攪拌後、加温し、じっくり熟成させます。
古代からの知恵が凝縮された製法を守ることにより、防腐剤は一切不要に。
各生薬の薬効が渾然一体となって、滋養強壮に働きかけます。
 パナックス・ケイギョクは現代に蘇った伝統の不老長寿薬です。

瓊玉膏こぼれ話

信州薬品での瓊玉膏製造は、韓国の医家の生まれである創業者「秦考之介」の子供時代に遡ります。
実兄が瓊玉を持ち帰ったときの周りの驚愕や興奮を見るにつけ、自分の手でいつか最高の瓊玉膏を作るのだと決心。
それから40年、良質の人参や地黄の産地であった信州上田の地で、さまざまな困難を乗り越え、
医薬品としてパナックス・ケイギョクを完成させたのです。

生薬って?

生薬は、動植物や菌類、鉱物などから得られる天然由来の薬物のこと。
単体でも効果がありますが、組み合わせて用いる事で相乗効果が期待されます。


体じゅうの血行をよくし生活習慣病を変える『瓊玉膏(けいぎょくこう)』の秘密

500才まで生きられる不老長寿薬!?(信じられない!?)
 
瓊玉膏とは、ズバリ一口で言うと、成人病を予防し、若さと長寿を約束する漢方薬のことです。
中国は明の時代にあらわされた医書『寿世保元』に紹介されたのが最初で、
その書には、「(瓊玉膏は)、精をうずめ、髄を補い、骨を堅くし、筋を強くす。
・・五臓は盈ち溢れ、・・血を満たす。髪臼きを変じて黒くし、老いを返して、童を還らす」とあり、
さらに「27才以前に服することを得れば、寿360才を可となす。
45才以前に服すること得れば寿240才を可となす。
54才以前に服することを得れば、寿130才を可となすべし」とまで記されています。
実はこれと同じころ、隣の韓国で編纂された医書『東医宝鑑』にも、
瓊玉膏が「百損を補い、百病を除く」薬であると書かれ、
これを64年間服用すると500才まで生きられるとあります。

人参、地黄を中央として七つの生薬でできている
それほどの不老長寿薬・瓊玉膏の主薬は人参と地黄です。
人参とは漢方生薬の王様的存在。疲労を回復し、胃腸機能を活発にし、
貧血、冷え症を治すばかりか、ガンを予防する効果もあります。
地黄は人参の効用とよく似ている点が多いのですが、糖尿病を改善したり、
血栓をとかして血流をよくする作用もあります。
これらの主薬に加えて、茯苓、天門冬、麦門冬、地骨皮、および蜂蜜が処方されています。
茯苓は仙人が食べる土の中のキノコとして有名で、利尿作用があります。
天門冬、麦門冬はどちらも滋養強壮剤ですが、セキ止めにもよく効き、
地黄とともに使うと肌がうるおい、アトピー性皮膚炎、老人性掻痒症にすぐれた効果を発揮します。
また地骨皮とはクコの根皮のことで、解熱、強壮の効があります。
蜂蜜の効用については、もういまさらいうことはないでしょう。
ただ瓊玉膏はこれら各生薬の薬効がバラバラに作用するのではなく、
渾然一体となって、瓊玉膏としての総合的な力が生まれるのです。
ではどんな病気に効くのでしょうか。

体の底から抵抗力をつける薬
「顔色が悪い」とか「肌に精彩がなくなった」とか、私たちは皮膚を見て体調を判断しますが、これは医学的にも理にかなっているのです。
細菌とかウイルス、またはアレルゲン(アレルギーを誘発させるもと)など、体外から襲ってきて病気を起こす異物があります。
これらが体内に侵入すると、免疫という生体の防御システムが働いて、体の外へ排除してしまうのですが、異物があまりにも多くて強かったり、
少しずつでも毎日連続的に入ってきますと、生体内で十分処理できずに、皮膚や皮下脂肪組織に回され、ここでゆっくり処理しようとします。
 また、自分の体の中で発生した異物、たとえば新陳代謝で死んだ細胞の破片、打撲や切り傷のために死んでしまった組織などができても、
免疫システムは自分の体に不要なものと認識し、体外排除を行います。ガン細胞に対しても同様のことが起こるのです。
これら体内でできた異物も処理しきれなくなると、皮膚や皮下脂肪組織へたまってきます。
 こうなると皮膚が変化を起こして、ときには肌荒れに、ときにはドス黒くなってしまいます。
このとき単純に皮膚だけの問題と考えずに、これは体全体の不調のあらわれ、
つまり体が異物に対抗できなくなっている信号ととらえて、体の中から抵抗力を高めることで治すようにすべきなのです。
 その薬が瓊玉膏で、効き目の早い人など服用した翌日に肌のツヤがよくなります。
私は疲れがたまったりするとよくカミソリ負けをしますが、そんなときは寝る前に瓊玉膏を大さじ一杯飲むのです。
すると翌日、気持ちよく鬚がそれます。


肝臓、腎臓の機能を高め胃カイヨウも治す
朝起きるのがつらく、起きてもいつまでもボーッとしている人はいませんか。
瓊玉膏はこうした人の改善にも有効で、まずは論より証拠、
服用してからの体調とそれ以前とを比較してみてください。
まったく別の自分になっているのを知るでしょう。
これは瓊玉膏の持つ血行促進作用のためです。
私たちの体は細胞から成り立っていますが、その細胞の数は60兆個もあります。
これらが円滑に機能するには、細かい網の目のように張りめぐらされた毛細血管から栄養物と酵素をもらわねばなりません。
しかしなんらかのぐあいで血行が悪くなると、まず第一番に毛細血管の循環が悪化するのです。
こんな状態がつづくと細胞がダウンして病気になるのはあたりまえですが、
そのために病変を起こした臓器は、ふだんよりもさらに多くの血液を必要とします。そうしないと治らないからです。
したがって日ごろから瓊玉膏で全身の血のめぐりをよくしておくとともに、不幸にしてなんらかの病気になったら
瓊玉膏で病気の臓器に血をたくさん送ってやることが肝腎です。
肝腎と言いましたが、たとえば肝炎。これが治りにくいのは、肝臓が臓器の中で最も血流のよくないところだからです。
しかし瓊玉膏で血の流れをよくしてやれば、治療をスピードアップすることができます。
一方、腎臓は逆にたいへん血流のはげしい臓器ですから、ここが血行不良となれば体内に毒素がたまるばかりです。
腎炎の治りも悪くなります。よって瓊玉膏を服用しなさいというわけですが、これを飲むと小便の出がよくなり、
そのため夜間尿がとれ、前立腺肥大による残尿感もなくなるブラス効果もあります。
胃カイヨウ、十二指腸カイヨウも瓊玉膏でよくなります。というのは、これらの病気はよくストレスが引きがねと言われますが、
直接の原因は胃や十二指腸の血流低下だからです。ですからまず瓊玉膏でカイヨウになりにくい胃腸をつくっておくことが必要です。

動脈硬化、高血圧に効き 心臓病、脳卒中を防ぐ
ところで、血行不良でいちばん深刻なのは心臓病と脳卒中でしょう。
心臓に栄養を与えている冠状動脈の血流が低下すれば、動悸、息切れを起こし、
最後は狭心症や心筋梗塞になってしまいます。
また脳の動脈の血行が悪くなれば、脳卒中を起こしかねませんし、ボケの原因にもなります。
なぜ動脈の血行が悪くなるのかと言えば、その大きな原因の一つに血栓があげられます。
血栓のもとは血液中にある血小板が凝集した塊ですが、この凝集は破損した血管をふさいで出血を抑えたり、
また異物に侵されないように防衛するときに起こります。
この段階までは正義の味方なのですが、異物の侵入や発生が長くつづくと、いつまでたっても血小板の凝集がとけなくなります。
 こんな状態がさらに持続すると、こんどはトロンビンという成分が体内でつくられ、
これが作用して血液中にフィブリンという線維状の網ができます。
これが、すでに発生している血小板の凝集塊の周囲に絡みつき、かたい血栓をつくって、血管壁にくっつけてしまうのです。
 しかし幸いなことに、瓊玉膏には血小板が凝集するのを防止する作用と、トロンビンの作用を抑え、
かつできた血栓をとかす(線溶という)働きがあるので、動脈の血流をいつもよくしておくことができます。
 また瓊玉膏には、血中のコレステロールや中性脂肪が高い高脂血症を改善し、
血管の内腔を広げる働きもあるので、動脈硬化や高血圧そのものの治療にも役立ちます。

大人は1日2回 空腹時に服用せよ
このほか、瓊玉膏は成人型糖尿病をよくする、冷え症を治す、気管支ゼンソクを治療する、二日酔いの不快症状を軽くするなどの効用があります。
さて、作り方です。先にあげた『寿世保元(じゅせいほげん)』によりますと、人参と茯苓を粉末にして蜂蜜を絹の袋に入れて濾し、
地黄の生のしぼり汁を濾過して入れ、よくかきまぜて磁器のふたつきなべに移し、和紙20枚で目ばりし、二重缶にして煮詰める。
火力は桑の柴を用い、6日間トロトロ煮て、煮た物をなべごと蝋紙で包み、井戸の中に入れて冷やし、さらに1日かけてトロ火で煮て、水けを出し・・・・・・
ここまで書くと「そんなめんどうなことをしないと作れないのか」とイライラする人がいるかもしれません。
確かに瓊玉膏は薬草を煎じて、その煎じ汁を飲めばいいというわけではありません。そこが瓊玉膏の繊細で奥の深いところ、また効きめの鋭いゆえんです。
でも、ご安心ください。いまは、すでに完成した瓊玉膏が市販されていますから、それを大人は1回1さじ、1日2回空腹時に飲むとよいのです。




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