漢方を現代病に活かす!
漢方専門 大山漢方堂薬局
所蔵
「薬味箪笥(高貴薬用)」
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・古い薬味箪笥(高貴薬用)です。
外の扉の鍵が壊れて、施錠できないことから、長い間、お蔵入りしていた物品と、聞いておりますが、
今、こうして、眺めてみると、漢方の歴史を感じさせる、よいお品と思います。
おそらく明治時代初期に製造、使用されていた、古い薬味箪笥です。(現在は使用していません)
大きさは、幅29.0cm×高さ38.5cm×奥行き38.5cm
です。
自然な当たり傷が多数あります、地の体躯は昔のまま残っていますが、表面は老朽化に伴い黒墨漆で塗り直しているようです。
頑丈な鉄製の金具で補強された鍵付の扉を開けると、大、中、小の引き出しが5杯表れます、
さらに下段の中型の引き出しが施錠可能であり、厳重な二重構造になっています。
おそらく、漢方の「高貴薬(ゴオウ、ユウタン、センソ、ロクジョウ、冬虫夏草、鹿角霊芝など)」を入れるための薬箪笥と考えられます。
漢方の古典に、「高貴薬」は、その効果、効能、希少性で、重宝され、黄金よりも高い値段で取引されていた、
との記録が残っていることから、金庫のような作りになっているのかもしれません。
扉の鍵は、2つともありませんが、座りは、どっしりと重く非常に安定しています。
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