ADHDとは
注意欠陥/多動性障害
(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder:ADHD)
注意欠陥多動性障害(略称ADHD)とは、
発達レベルに不適当な不注意(注意力障害)・衝動性・多動性を示す行動障害。
@不注意優勢型
A多動性−衝動性優勢型
B両方を併せ持つ混合型
の3つのタイプがある。
有病率
年齢と性別により異なり、だいたい就学前後の年齢層に多くみられ、
多動性−衝動性優勢型や混合型が大きな割合を占めている。
年齢が高くなるにつれて有病率は下がるものの、逆に不注意優勢型の割合が大きくなってくる。
以前は小児期の疾患と考えられていたが、
成人においても障害が持続することがあり、
成長してもその傾向は残存する。
ADHDと、非行との関連
ADHDの一部は、小学校高学年において、反抗挑戦性障害に、
青年期で行為障害、成人後に反社会的人格障害になる可能性もある。
このような症例では、児童虐待など、家庭状況が大きな影響を与えている。