大山博行先生が提唱する、分子生物学的なエビデンス(科学的根拠)に基づいた漢方相談の進め方と、併用時の注意点について解説します。
1. 具体的な症状への相談方法
大山先生の相談スタイルは、患者の主観(ツライ、痛いなど)と、医学博士としての客観的データを融合させる点に特徴があります。
- 「証(しょう)」の判定とデータ分析:
東洋医学的な体質診断(証)に加え、もし病院での血液検査の結果や画像診断(MRI/CT)があれば、それを参考に相談を進めるのが大山先生流です。例えば、脳の萎縮の程度や炎症マーカーの数値と、漢方の理論を照らし合わせます。
- 症状の優先順位を伝える:
特に「痛み(関節痛など)」や「意欲の低下(アパシー)」など、生活の質(QOL)を著しく下げている症状を明確に伝えると、細胞膜の流動性改善や血流改善を狙った適切な処方が選ばれやすくなります。
- 相談の窓口:
現在は、栃木県佐野市の大山漢方堂薬局にて、電話やメールでの全国相談を受け付けています。
2. 漢方薬と西洋薬(新薬)併用の注意点
大山先生は西洋医学を否定せず、むしろ「西洋薬のメリットを活かしつつ、副作用を漢方で補う」併用療法を推奨されています。ただし、以下の点には注意が必要です。
- 飲み合わせのタイミング:
基本的には、胃腸での吸収を考慮し、漢方は「食前(または食間)」、西洋薬は「食後」と、30分〜1時間ほど時間をずらすのが一般的です。
- 成分の重複に注意:
例えば、病院で処方された「咳止め」や「風邪薬」の中に漢方と同じ生薬(マオウやカンゾウなど)が含まれている場合、血圧上昇やカリウム値の低下を招く恐れがあります。必ずお薬手帳を提示してください。
- 認知症薬(アリセプト等)との併用:
大山先生が得意とする脳神経分野では、ドネペジル(アリセプト)などの西洋薬と漢方(人参養栄湯など)を併用することで、西洋薬の副作用である食欲不振を漢方がケアし、相乗効果を狙う手法が取られます。
3. モニタリングの重要性
大山先生は、服用後の経過観察を重視されます。
- 2週間〜1ヶ月のスパン: 分子レベルでの細胞改善には時間がかかるため、まずは1ヶ月程度継続し、食欲、睡眠、表情の変化(脳機能の指標)を観察します。
大山博行先生が局長を務める大山漢方堂薬局の連絡先と、先生の理論に基づいた具体的な症状別漢方薬リストをまとめました。
1. 相談窓口(大山漢方堂薬局)
大山先生は、医学博士としての知見に基づき、全国からの相談に電話やメールで対応されています。
- 所在地: 〒327-0026 栃木県佐野市金屋下町2429
- 電話番号: 0283-22-1574
- 公式サイト: 大山漢方堂薬局
- ※HP内の「無料相談フォーム」から、具体的な症状や服用中の薬、これまでの治療経過を詳しく送ることができます。
2. 症状別・大山先生が推奨する代表的漢方薬
大山先生が自身の研究(脳細胞保護や抗酸化作用)から重視されている処方例です。
| 対象となる症状・疾患 |
代表的な漢方処方 |
先生の理論的ポイント |
| 認知症・物忘れ・意欲低下 |
人参養栄湯 (にんじんようえいとう) |
脳の栄養不足を補い、神経細胞の萎縮を防ぐ「脳を守る漢方」の代表格。 |
| 脳血管障害・しびれ |
桂枝茯苓丸 (けいしぶくりょうがん) |
「お血(血行不良)」を改善し、毛細血管の流動性を高めて脳血流をサポート。 |
| 高齢期の不安・不眠 |
抑肝散 (よくかんさん) |
脳内の過剰な興奮を抑え、自律神経を安定させる。副作用が少なく高齢者やペットにも。 |
| 関節痛・神経痛(ペットも可) |
桂枝加朮附湯 (けいしかじゅつぶとう) |
体を温め、炎症物質(活性酸素)による痛みを和らげる。 |
| 老化による虚弱(フレイル) |
十全大補湯 (じゅうぜんだいほとう) |
全身の免疫力と抗酸化力を高め、細胞の酸化(サビ)を抑制する。 |
3. 相談時のアドバイス
大山先生に相談される際は、以下の3点を整理して伝えると、より的確なアドバイスが受けられます。
- 「いつから、どのような症状か」: 博士論文のテーマである「加齢」に伴う変化(いつ頃から記憶力や体力が落ちたか)を時系列で。
- 「病院での診断名と検査値」: 医学博士である先生にとって、血液検査の数値やMRIの結果は非常に重要な判断材料になります。
- 「現在の服用薬(お薬手帳)」: 西洋医学との橋渡しを重視されるため、併用による安全性を確認するためにも必須です。
まずは特定の症状についてメールで問い合わせをしてみるか、あるいはお電話で直接先生と話すための予約を入れるのがスムーズかと思います。