痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.5.
岡山大学 医学博士 大山博行 著
「脳を守る漢方薬」 プロローグ -ボケずに100歳まで生きるために
21世紀は、老年人口の1割が痴呆症になる? 後編
わが国における65歳以上の老年人口は、2025年には4人に1人の割合に達するとみられています。そうなると、これにともなって、老年人口に占める痴呆老人の人口の比率は、現在の7%(厚生省調べ)からさらに上昇して、10%近くに達するものと推定されています。痴呆の問題が私たちにとってきわめて身近で、深刻な問題であることがよくおわかりいただけると思います。
私たちは今、単に人生を長く、寿命を少しでも延ばせばよいといった安易な考え方は捨て去らねばななりません。 「長生きしたいが、ボケたくない!」という私たちの願いとは裏腹に、長生きすればするほどボケる確立が高くなるという皮肉な現実に直面しているのです。しかも、ボケは、本人だけの問題ではなく、介護を続ける家族の人たちにも多大な負担がかかる病気です。長くなった老年期をいかに健康に、幸福に過ごすかは、いまや焦眉の課題といえるでしょう。
痴呆症は老人にだけ特有のものではありません。働き盛りの50代の人間をも襲う危険がある病気なのです。痴呆症は、早い人では40代後半から起こります。最初は、やはり物忘れ頻繁に起こることから始まりますが、この時点では、正常の物忘れと区別がつきません。しかし、年を重ねるごとにボケ症状が顕著になって、50代で寝たきりになるという悲惨な状況になることすらあります。 続く
以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。
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