痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.16.
岡山大学 医学博士 大山博行 著
「脳を守る漢方薬」 第一章 ボケがここまでわかってきた
痴呆症には「脳血管性痴呆症」と「アルツハイマー病」がある 後編
ここまでの話を、もう一度整理しておきましょう。脳の老化には加齢にともなう「自然」で「生理的」で「正常」なものと、なんらかの原因で急速に進行する「病的」なものがあります。前者に見られるのは物忘れや記憶力の低下などの現象です。ただし、日常生活にさほど支障はありません。一方、後者の「症状」としては、前者に見られる現象が急速に進むのに加えて、思考力や判断力の鈍化、徘徊などの行動異常が出現します。
「病的」なボケ(痴呆症)は、原因によって、「脳血管性痴呆」と「アルツハイマー病」およびその「混合型」に分けられます。その比率は、欧米では脳血管性痴呆が三十パーセント、アルツハイマー病が六十パーセント、両者の混合型が十パーセントの割合となっています。わが国では脳血管性痴呆の割合が欧米の比べて高く、五十パーセントを占めています。アルツハイマー病が三十パーセント、両者の混合型が二十パーセントといわれていますが、近年はアルツハイマー病が増加の傾向を示しています。 続く
以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。
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