痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.154


 

岡山大学 医学博士 大山博行 著

エピローグ━ボケを予防する6ヵ条

ボケを予防する6ヵ条
最後に、ボケを予防するための漢方薬の選び方と、食事や日頃の心がけについて、あらためて整理しておきましょう。

(3)適度な運動を続ける

 運動不足は老化を早めます。ただし、激しい運動はお勧めできません。いちばん望ましいのは「ウォーキング」、つまり歩くことです。背筋を伸ばし、できるだけ速く歩くようにしてください。目安としては、歩幅を普通に歩くときの1.5倍にして、自然に腕が振れる程度の歩き方です。とくに高齢者の方に注目していただきたいのは、けっして転ばないようにすること。骨折でもして寝たきりになると、脳細胞死のスピードが加速してしまいます。

(4)日記や手紙を書く習慣をつけ、頭をつかう。

 第1章でお話ししたように、脳細胞は日に日に死滅していきます。しかも、死んだ細胞は二度と再生しません。でも、心配はありません。脳細胞死が起こる一方で、生き残った細胞同士が連絡しあい、情報ネットワークを修復するからです。高齢になってからでも、努力しだいでは新しい知識を増やすことができるのもそのためです。
 記憶のメカニズムを思い出してください。脳にインプットされた新しい情報は、記憶され、保持され、再生され、そして的確な判断が下されてアウトプットされます。この過程を繰り返すことで、脳細胞の神経突起が伸び、数を増やし、ニューロン・ネットワークが形成されます。つまり、脳に入れた知識や情報を何度も繰り返し思い出し、表現することでニューロン・ネットワークは広がっていくのです。
 その意味で、ボケ予防には日記をつけたり手紙を書くことが最適だと思います。これらの行為には、インプットからアウトプットまで、記憶のメカニズムが総動員されるからです。


以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。

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