痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.124
岡山大学 医学博士 大山博行 著
第5章 病気を未病に防ぐ「養生の法」
漢方薬で肥満が解消した(2)
私はさっそく父に電話をして、治療方法を確認しました。友人は仕事の関係上。妹のようにそうたびたび鍼治療はできないので、耳と肩甲骨付近にあるツボと腎臓の上にあるツボに皮内鍼をする治療法を採用しました。そして、漢方薬は柴胡、半夏、大黄などを含む合計8種類の生薬からなるものを採用しました。
また、友人は毎日駅まで自転車を使って通勤していましたが、これを徒歩にしてもらうことにして、毎日往復約30分間のウオーキングをしてもらいました。それから、彼は1週間に1度、必ず私のところに来て鍼治療を受け、漢方薬を持って帰るようになりました。その結果、友人の体重は1ヶ月で約7キロ減少し、70キロ台前半の体重になりました。これで気をよくした彼は、その後も私の言いつけをよく守り、2ヵ月後にはさらに5キロ減少して60キロ台の体重になったのです。
この時点で私は、鍼治療に関しては継続してよいとしても、漢方薬に関しては、彼の体型に合わせて新しいものに変更しなくてはいけないと考えました。父にも相談し、今度は18種類の生薬を一定の比率で混合したものを採用することにしました。その後、友人の体重はさらに3キロぐらい減少して、ほぼ安定しました。この間、友人は、私の鍼治療とこの漢方の煎じ薬について苦情らしきものはなく、ただ、この煎じ薬を飲むと肩から脇の下にかけて、カァーッと熱くなる感じがすると言い、以前よりも便通がよくなったようだとも言っていました。さらに、以前の食事の半分の量で、十分満足感が味わえるようになったそうです。
以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。
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