痴呆症・アルツハイマーはもう怖くない!
「脳を守る漢方薬」 No.10.
岡山大学 医学博士 大山博行 著
「脳を守る漢方薬」 プロローグ -ボケずに100歳まで生きるために
老化の敵・活性酸素 後編
東洋医学の古典に「医食同源」という言葉が出てきます。薬と食物を区別しないで、そのときの健康状態に合わせて食物、薬草、生薬、漢方薬を摂取することで体調を整え、健康を維持、増進して病気を未然に防ぐという考え方です。
誰もが罹患する危険のある成人病は、私たちの悪い生活習慣に密接に関係して発病することから、最近では、「生活習慣病」と言われています。が、じつは、痴呆症の発病にも生活習慣が関係しているのです。そこであらためて見直したいのが「医食同源」ということになります。
私は、この本の中で、脳を始めとする体の老化を防ぐための、三つの東洋医学的手法を提唱したいと思います。これらの手法を的確に用いることによって、生命の存続をつかさどっている中枢システムをコントロールできることを、数々の科学的データをもとに説明するつもりです。この中枢システムは、私たちの体を統率する脳の基本的システムと、脳からからの命令を受けて駆動する生体防御機構との相関によって成り立っていますが、私はこれを「ハイヤー・ナーバス・システム」、略して「HNシステム」と名づけています。「HNシステム」をうまくコントロールできれば、「老化を遅らせる」という人類の夢の一つが、夢ではなくなるはずです。そして、それを可能にするのが東洋医学の方法論であると確信しています。 続く
以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。
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