Health Science SANO [Clinical Psycho-Counseling] メンタルヘルスカウンセリングルーム
ヘルスサイエンス佐野「心の健康相談室」
<カウンセラーの選び方>
スクールカウンセラーの制度ができたり、最近ではマスコミにもぼちぼち紹介されるようになってきたため、カウンセリングルームは以前ほど得体の知れない場所ではなくなりつつありますし、悩みを抱えたときにカウンセリングが選択肢の1つだと考えられる方は増えています。しかし一方でカウンセリングとは何なのか、どういうカウンセラーを選んだらよいかという肝心な情報はほとんど流通していないように感じられます。
カウンセラーの選び方が大切なのは、カウンセラーの中にはすばらしい仕事をされる先生がいらっしゃる反面、どう考えても問題だと思われる方も相当数いるのが現実だからです。だめなカウンセラーにかかると問題が解決しないばかりか、かえって問題を複雑にしたり、病理を重くしてしまいます。
私どもがカウンセリングルームを営業しており、私たちのやり方が良いという前提で営業しているわけですから、本当に客観的になって書けるかどうかには疑問があるものの、できる限り公正な立場で書いていきたいと思います。
■カウンセラーの選び方
初めてカウンセリングを受けようと考えたとします。でもいったい何を基準にカウンセラーの良否を判断したらいいのでしょうか。カウンセリングが1回で終わることはほとんどないので、これから費やすお金と時間がそれに見合う効果をもたらすカウンセラーかどうかはとても大きな問題です。
親身に悩みを聞いてくれる
熱心である
具体的なアドバイスをくれる
姿風体顔つきに安心感や話易さが感じられる
資格・学歴・職歴
年齢・性別
・・・・こんな所でしょうか?
料金や通い易さ、予約の取り易さや、営業時間といったビジネス面も結構重要です。でも、これが良いカウンセラーを選ぶ基準になるのでしょうか?
カウンセラーはクライアント(依頼人)にとって他の同業者と比較することが困難な専門家です。
医師や弁護士であれば評判がそこそこ参考になりますが、カウンセラーの場合自分がカウンセリングに行っていることを口外される方自体が少ないし、悪いカウンセラーを良いカウンセラーと勘違いされるクライアントさんもいらっしゃるので他者の評判も鵜呑みにはできません。
精神的に健康でかなり勘の良い方ですとカウンセラーの良否を感覚的につかむことができるはずですが、今カウンセリングを受けようという方はかなりのストレスがかかっているので、現在の自分の感覚を期待するのはあまり得策ではないことが少なからずあります。
(続く)
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