「ストレスに効く、恋に効く、香りへの誘い」

薬剤師 AEAJ認定アロマテラピーインストラクター

高原千芙美

この度“主婦の友社”より出版された「アロマのお守り手帳」の著者である高原千芙美さん。
今回はその執筆までの秘話とこれからの夢を心ゆくまで語っていただきました。




「ストレスに効く、恋に効く、香りへの誘い」

薬剤師
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
高原千芙美


快い香りがあなたを守る
-アロマテラピーとはどういうものなのでしょう?

高原 アロマテラピーとは植物から取り出した香りを使って心身を癒し、体調管理をする方法です。
香りの成分は精油といって、小さなビンに入れて売られています。
たくさんある精油の中から、好きな香り、自分の症状に合う香りを選んで、元気に、気持ちよく、美しく過ごすために、
ルームコロンやオーデコロンにしたり、お風呂に入れたり、マッサージオイルにして利用します。
 自分にとって「いい香り」と思う香りは、気持ちを落ち着かせてくれます。
そしてレスキュー隊のように素早くストレスや過労で受けた心と体のダメージに寄り添い守ってくれるのです。

-この仕事を始められた動悸はなんですか。

高原 夫が仕事の都合でドイツに留学し、私も共に暮らしておりました。
その時招かれたお宅でいただいたハーブティーの香りが印象深く残っていました。
 その後、何気なく参加したハーブとアロマテラピーの講習会をきっかけにこの世界に夢中になりました。
考えてみますと、物心ついた頃から、ビーカーや試験管に囲まれて研究に没頭する父の姿を見ておりましたので、
精油を扱う仕事に取り組むのは自然な流れだったように思います。





「ストレスに効く、恋に効く、香りへの誘い」

薬剤師
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
高原千芙美


-他にも影響を受けた方はいらっしゃいますか?

高原-はい。様々な方の影響を受けてここまできました。
「アロマお守り手帳」の中で効果的なトリートメントのコツのご指導をいただいた原田かおる様には、
リンパドレナージュ、ポラリティセラピーなど豊富な知識と経験をもつ方で、情報交換しながら共に歩んで10数年になします。
 最初にアロマを学んだエルブ八王子の青木和美先生の育み見守る指導は私のお手本になっています。
 ナチュラルライフマーキスの岡田美夜子様から伺う繊細で力強いアロマ観は目からウロコ、いつも刺激をいただいています。
 草隆社の黒塚憲之社長からアロマのエッセイ“Enjoy Aromatherapy”(エンジョイアロマテラピー)を書く機会をいただき、それが大きな節目となりました。
 仙台の薬剤師、遠藤理恵様は「アロマのお守り手帳」をテキストにした「アロマのお守りレッスン」を開講してくださっている心強い協力者です。
20代から60代の幅広い年齢層の方が参加された講座風景と「恋愛実践コロン(アロマのお守り手帳104ページ)」の反響など楽しい報告をいただいています。


香りの魔法は恋の味方
-「アロマのお守り手帳」を出版されました動悸をお話いただけますか?

高原 この頃、働く女性の心や体は疲れていて、元気がないように見受けられ、「何か良い方策は?」と話し合われたのがきっかけです。
この本では、働く女性が抱えがちな、心と体の「つらい」「だるい」「痛い」に優しく寄り添い、労る1の香りのお守りを用意しました。
少しの精油と簡単な材料で誰にでもできる「癒しのアロマ」をいつも身近において「笑顔で毎日を過ごしましょう!」というのがテーマになっています。
 そもそも精油には心と体に活気と明るさを与え、前向きに進むように背中を押すような力があります。
それでアロマは恋愛を成就させる強い味方にというテーマが生まれました。
「香りのお守り」として恋を思い通りにかなえるための、心強いアロマブレンド10通りを紹介しています。
自分に自信を持たせてくれる香り、男心をそっと引き寄せてくれる香りなど、
恋に臆病だったり疲れているあなたに必携ツールとしてお贈りしたい「香りの魔法」レシピです。





「ストレスに効く、恋に効く、香りへの誘い」

薬剤師
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
高原千芙美


-お教室ではどのようなご指導をされていますか。

高原 講座を企画しながら、些細なことでも新鮮な気付きのある内容にしたいと心掛けています。
実習もオリジナリティのあるレシピを提供するため試作を重ねることもたびたびです。
石川五右衛門ではありませんが「浜の真砂は尽きるとも、世にアロマの種は尽きまじ」と言えるくらいに、アロマの可能性は無尽蔵です。
カルチャーセンターでの講座には10年以上通って下さる方もいるので、
多彩な内容で退屈知らずの講座になっているのではないかと自負しております。


-アロマが病人のお見舞いに喜ばれているとうかがいましたが。

高原 はい。東京中野区の高齢者センターでは、ハーブや精油を使ったアロマ品作りをさせたいただいています。
意欲的で話も軽やかな皆さんと、熱心で優しいスタッフの方々と植物の香りが三つ巴になり、ハートフルな素敵な教室になっています。
また受講生から「アロマを学んでから、今までより積極的な関わり方でお見舞いや看病ができるようになりました」という話をよく伺います。
アロマを片手に、ご家族、お友達 安らぎのアロマ品を、説明を添えながらプレゼントする場面を受講生の皆さんにもっていただけるのが私はとても嬉しいです。


-最後に今後の抱負をお聞かせください。

高原 アロマに関する情報はとても多いですが、残念ながら正確さを欠く情報もすくなくありません。
今、考えているのは、知識も経験も豊富なアロマ関係や薬剤師の方々にお集まりいただいて、
裏づけのある安全で効果的、そしてなにより楽しいアロマテラピーの普及をするプロジェクトができたらと案を練っております。
 またご家庭でハーブや精油を使うことで家庭内の化学物質を減らすことができますし、ちょっとした体調不良や気分の悪さは薬に頼らず改善できます。
子供たちも含め、幅広い人たちに植物の偉大な力と多様で奥深い活用法を伝えたいきたいと思っています。


-今後のご活躍を期待しております。本日はありがとうございました。








この本が、毎日がんばるあなたのお役にたてますように。

「今の私」の気持に寄り添う香りを探し、ブレンドする楽しみと、精油の効果を詰め込んだ「アロマお守り手帳」はいかがでしたか。
 今回ピックアップした精油は、「どんなことにも蝦爽と向かっていける女性」をイメージしながら、毎日の力強いミカタになってくれるものを選びました。
まるで、白雪姫を守る7人の小人みたいに思えまえんか?
 アロマテラピーが、あなたの心と体をじゅうぶんにリラックスさせ、元気にさせてくれるもののひとつになってくれるとしたら、うれしいです。
 アロマの香り漂う空間に身を置いていると、過敏になっている心が静まり、聞き流していた友達のメッセージに思いをめぐらせるようなゆとりがゆとりが生れます。
それが「自分への気づき」の時間になってくれることでしょう。
 仕事や人間関係にストレスを感じながら、でも毎日笑顔で元気に働く自分でいたくて、
ついついがんばってしまう毎日に、どうぞ、この「アロマお守り手帳」がお役に立てますように。
 
本書の出版に際し、主婦の友社の木村晶子様、和田玲子様、
簡単で効果的なトリートメントの提案をいただいた原田かおる様に心より感謝申し上げます。

(アロマお守り手帳 あとがきより抜粋)


高原千芙美 プロフィール
資格 薬剤師
アロマテラピースクール 緑のポシェット主宰

監修草隆社
「アロマ塾」認定講師
JAEA(日本アロマ環境協会)認定
アロマテラピーインストラクター
日本抗加齢医学会指導員

 開講中講座
草隆社医療従事者アロマ塾
昭和女子大オープンカレッジ
東武カルチュアスクール
産経学園
毎日文化センター
多摩市民塾
練馬区花とみどりの相談所
高齢者施設