地竜
地竜は、『神農本草経』の下品に「白頚蚯蚓」の原名で初めて収載された。
「地竜」の名は『太平聖恵方』に初めて認められ、『図経本草』にもその記載が見られるが、異名も多く存在する生薬である。
『本草網目』によると「ミミズが歩むと、引いて後ろに伸び、その盛り上げた土が丘のようだというので蚯蚓とし、
また、ミミズは雲を起こし、陰晴を知る能力があるというので「土竜」「竜子」などの名がある」のだという。
日本薬局方外生薬規格(局外生規)および中国薬典にも収載されている。
基原
フトミミズ科(Megascolecidae)のPheretima aspergillum Perrier またはその他近縁動物の内部を除いたものである(局外生規)。
中国薬典では、参環毛蚓 P.aspergillum E.Perrier, 通俗環毛蚓 P.vulgaris Chen,威廉環毛蚓 P.guillelmi Michaelsen
あるいは櫛盲環毛蚓 P.pectinifera Michaelsen の乾燥体としており、前一種を広地竜、後の三種を滬地竜(滬=上海)と称している。
この他、日中両国の生薬解説書などに、土地竜などとしてツリミミズ科(Lumbricidae)のカッショクツリミミズ(中国名:縞蚯蚓)
Allolobophora caliginosa trapezoides Ant.Dugesが挙げられている。
春から秋にかけて採集し、灰に混ぜるなどして殺した後、腹部を開いて内臓と泥を洗い流してから、日干しあるいは低温で乾燥させるなどの処理を行う。
薬能
1.性味 味は鹹、性は寒
2.薬効と主治
清熱する、肝を平らかにする、喘を止める、絡を通す、の効能がある。
寒性のため、肝熱を清する。清肝は驚を定め、痙を止める。
また、肺熱を冷まし、気喘を平定する。清熱とともに経絡を通し、止痛し、下行させる性質から尿を利する。
『本草綱目』には「性は寒で下に行く。性が寒なので諸々の熱疾を解き、下に行くので利尿をし、足疾を治して経絡を通すことができる」とあり、
『神農本草経疏』には「蚯蚓は、大寒であり熱邪を去ることができ、大熱を除くので、傷寒の伏熱による狂謬を療する。
あるいは下に走ることを主り、利尿するので、大腹、黄疸を治す」とある。
地竜は、治風薬に分類され、風病の治療に用いられる。
風病とは自然界の風のように急激に発症したり、部位や状態に変動性・遊走性のある病変を指し、外界から風邪が侵襲したために起こる「外風」と、
体内から発症する「内風」に区別される。また、風邪単独では体内深くまで侵入することは少なく、寒・湿・熱などの諸邪と結合して様々な病変を引き起こす。
外風では、皮膚・粘膜などの表証にとどまる皮膚ソウ痒、悪感、上気道炎などは解表薬による治療が中心となるが、
経絡・筋肉・骨・関節などに侵入したことによる疼痛、麻痺、痙攣などにはキョ風薬を用いる。
内風は、主として中枢神経系に関連する病症で多くみられ、平肝熄風が治療の基本となる。
脳血管障害後遺症、パーキンソン病や精神神経疾患(躁鬱病、統合失調症)などによるめまい、ふらつき、痙攣、ひきつり、麻痺などは内風の代表的な症状である。
関節リウマチ、リウマチ様関節炎のような関節の疼痛、腫脹、熱感、変形、拘縮などの変化は、風邪(外風)に寒・湿などの諸邪が加わり、
それらの侵入をきっかけに経絡が阻滞されて血虚や陰虚などが進み、体の機能が失調し内風に発展する。
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